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小学校受験とは
小学校受験の基礎知識 vol2「私学の魅力、よさを知ろう」

2022年12月23日

私学の魅力、よさを知ろう

私立学校の特徴

その1 「教育理念 教育目標」「教育実践」

私立学校の特徴とは何でしょう。一言で表すなら、それは 「教育理念·教育目標」と「教育実践」です。
私立学校は、独自の教育理念や教育目標を掲げています。そこに学校のめざす子ども像が込められています。教育理念·目標の違いが、それぞれの学校のよさであり、個性です。

教育実践とは、それぞれの教育理念·目標にもとづいて行われる具体的な教育です。教育理念とともに、とても重要なものです。たとえば、伝統校では、長く受け継がれてきた理念にもとづく独自の教育実践により、代々優秀な子どもを育てています。

新設校では、これから優秀な子どもを育てていこうという意気込みのもと、自分たちの打ち立てた教育理念にもとづいて、その学校ならではの教育を実践しています。

その2 「校風」

私立学校の特徴として、「教育理念・教育目標」「教育実践」と並んで「校風」があります。どの学校も、校風を非常に大切にしています。校風は、目に見えない教育効果をもたらします。子どもの人間的な資質や価値観などを育むうえで、校風が大きな役割を果たすのです。家庭だけでは育てられない面も、校風が育ててくれるといえます。

「自由な校風」「真面目な校風」「温かい校風」「活発な校風」など、「校風」はたいてい短くわかりやすい言葉で表されますが、その「校風」をつくるものは、やはり教育理念と、日々の教育実践であり、その学校にかかわるすべての人――教師、子ども、保護者によってつくられます。
伝統校の校風は一朝一夕でできたものではありません。教師と子ども、そして保護者によって、長い歳月をかけて築かれ、揺るぎないものになっています。
新設校では新しく打ち立てた教育理念のもと、それにふさわしい校風を育もうとします。これは教師や子どもだけでなく、保護者も関係してきます。学校づくりという大きな教育事業に、先生とともに保護者も積極的にかかわることができるのです。その営みのなかで、校風が醸成されていきます。

 
次回のvol3では、「関西エリアの私立学校の特徴」として、”小学校卒業後の進路保証” をご紹介いたします。

●写真でご紹介している学校

教育方針「なりたい自分を見つける」
箕面自由学園小学校 > 詳細はこちら

校訓「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」
近畿大学附属小学校 > 詳細はこちら