
会話のキャッチボールを大切にしている英語教育の特色について、山谷謙人先生(英語専科)にお話を聞きました。
■ 西武学園文理小学校の「英語教育」
「本校では、英語を使って自分の気持ちを相手に伝えたり、相手が言ったことをキャッチできる楽しさや喜びを知るという、会話のキャッチボールを大切にしています。教科書のフレーズをそのままリピートするのではなく、自分が伝えたい部分は自分で考えることで、会話の面白さが感じられるのです。また、授業はインプットする場ではなく、アウトプットする場だと考えています。何が返ってくるのかわからない会話のキャッチボールを通して、思いが通じ合えたという経験をたくさん積み重ねる場が授業なのです。日常生活でも英語があふれる環境を整えており、音楽・図工・体育・情報の授業でも、日本人教員と外国人英語講師の2人体制でイマージョン授業を行っています」(山谷先生)

■ 基本情報
□授業時間数
1~3年生 2コマ/週(英会話)
4~6年生 3コマ/週(英会話2+文法1)
□教員数
外国人英語講師10名(ALT*)
日本人教員3名(中高の教員免許を持つ英語専科)
□英語の授業での1クラスの人数と教員数
・1~6年生 約30名(教員数:ALT 1名+日本人教員1名)
「ALTがメインとなって授業を進めますが、レッスンプランを考えるのは日本人教員です。日本人教員も一緒に入って理解度や進度、サポートが必要な場面などを見極めて、日本人の感覚も活かして楽しく進められるように授業をマネジメントしています」(山谷先生)
□使用する教科書や副教材
・「Let’s Go」シリーズ(オックスフォード出版)
・iPad (自主学習できる単語学習アプリ)
・中学生向けの文法テキスト(中1~中3用)
「3年生までは会話を楽しむことを大切にして、4年生以降は中学生向けの文法テキストを使って、わかりやすくかみ砕いて文法の授業(Reading & Writing)を行っています。中学校に進んでからも本校からの内部進学者は英語の授業で戸惑うことなく、系列校の中高の教員からは特にリスニング力の評価が高いです」(山谷先生)
1~3年生 2コマ/週(英会話)
4~6年生 3コマ/週(英会話2+文法1)
□教員数
外国人英語講師10名(ALT*)
日本人教員3名(中高の教員免許を持つ英語専科)
□英語の授業での1クラスの人数と教員数
・1~6年生 約30名(教員数:ALT 1名+日本人教員1名)
「ALTがメインとなって授業を進めますが、レッスンプランを考えるのは日本人教員です。日本人教員も一緒に入って理解度や進度、サポートが必要な場面などを見極めて、日本人の感覚も活かして楽しく進められるように授業をマネジメントしています」(山谷先生)
□使用する教科書や副教材
・「Let’s Go」シリーズ(オックスフォード出版)
・iPad (自主学習できる単語学習アプリ)
・中学生向けの文法テキスト(中1~中3用)
「3年生までは会話を楽しむことを大切にして、4年生以降は中学生向けの文法テキストを使って、わかりやすくかみ砕いて文法の授業(Reading & Writing)を行っています。中学校に進んでからも本校からの内部進学者は英語の授業で戸惑うことなく、系列校の中高の教員からは特にリスニング力の評価が高いです」(山谷先生)

■教科横断や他教科との関連
□イマージョン授業(音楽・図工・体育・情報)
「英語の授業とイマージョン授業を合わせると、多い学年では週11コマ英語を使って学ぶ時間があります。イマージョン授業は、ALTが英語で指示などを出して授業をリードし、日本人教員が授業プランを考えたり必要なサポートを行う2人体制です。英語の授業で学んだフレーズなども教員間で共有されているので、イマージョン授業でもそのフレーズを積極的に使うといった連携もできています」(山谷先生)
「英語の授業とイマージョン授業を合わせると、多い学年では週11コマ英語を使って学ぶ時間があります。イマージョン授業は、ALTが英語で指示などを出して授業をリードし、日本人教員が授業プランを考えたり必要なサポートを行う2人体制です。英語の授業で学んだフレーズなども教員間で共有されているので、イマージョン授業でもそのフレーズを積極的に使うといった連携もできています」(山谷先生)
■ 国内プログラム
□アジア圏の児童と英語で他文化交流
「上海や台北など、アジア圏の学校から本校を訪れる子どもたちと英語で他文化交流をする機会が年に数回あります。これまでの実績や信頼関係があるからこそ、アジア圏の学校からの依頼により実現している交流です。コマ回しや福笑いといった日本の昔遊びを一緒に楽しんだり、CA*で学んだ日本文化を英語で紹介しておもてなしをしたりします」(山谷先生)
*1年生から4年生は、和太鼓・大正琴・茶道・書道・将棋など13のCA(Creative Activities)から1つ選び、1年間スキルアップさせながら学んでいく。
□イングリッシュキャンプ (2~3年生 希望制)
外国人講師と一緒に生活をして、2泊3日を英語漬けで過ごす。
「上海や台北など、アジア圏の学校から本校を訪れる子どもたちと英語で他文化交流をする機会が年に数回あります。これまでの実績や信頼関係があるからこそ、アジア圏の学校からの依頼により実現している交流です。コマ回しや福笑いといった日本の昔遊びを一緒に楽しんだり、CA*で学んだ日本文化を英語で紹介しておもてなしをしたりします」(山谷先生)
*1年生から4年生は、和太鼓・大正琴・茶道・書道・将棋など13のCA(Creative Activities)から1つ選び、1年間スキルアップさせながら学んでいく。
□イングリッシュキャンプ (2~3年生 希望制)
外国人講師と一緒に生活をして、2泊3日を英語漬けで過ごす。
■ 海外プログラム
□イギリス研修
対象:5年生(全員)
滞在期間:約2週間
実施時期:7月
「親元を離れ、世界各国から集まる同世代の子どもたちと語学学校で学ぶ研修です。語学学校の寮に滞在し、イートン校、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学なども訪問します。本校では、1年生から宿泊行事を行ってステップアップして海外研修に臨むので安心です。1年生は校内での宿泊、2年生は富士山麓のコテージでの宿泊、3年生は日光のホテルで宿泊してカードキーの使い方や班行動の練習。4年生になると飛行機で北海道へ行くので、航空券の準備や時間に遅れないことなども学びます。イギリスでは英語を使ってコミュニケーションをして、外国人の友達を作り、自分のことは自分でやって生活したという自信をつけて帰国するので、一回りも二回りも成長したと感じられます」(山谷先生)。
□アメリカ研修
対象:6年生(全員)
滞在期間:約1週間
実施時期:11月
「ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)、国連本部などを訪問したり、現地校の児童らと交流します。国連本部訪問では、一般の人が入ることのできないエリアまで案内していただけるので、勉強してきたSDGsをより身近に感じられる貴重な機会です。また、ハーバード大学やMITといった世界トップ大学を訪れることは、海外で活躍したいという思いを抱くきっかけにもなります。心を動かされる体験を通して、未来に対してわくわくした気持ちが芽生えるなど、大学進学を見据えて勉強へのモチベーションを高める児童も多いです」(山谷先生)
対象:5年生(全員)
滞在期間:約2週間
実施時期:7月
「親元を離れ、世界各国から集まる同世代の子どもたちと語学学校で学ぶ研修です。語学学校の寮に滞在し、イートン校、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学なども訪問します。本校では、1年生から宿泊行事を行ってステップアップして海外研修に臨むので安心です。1年生は校内での宿泊、2年生は富士山麓のコテージでの宿泊、3年生は日光のホテルで宿泊してカードキーの使い方や班行動の練習。4年生になると飛行機で北海道へ行くので、航空券の準備や時間に遅れないことなども学びます。イギリスでは英語を使ってコミュニケーションをして、外国人の友達を作り、自分のことは自分でやって生活したという自信をつけて帰国するので、一回りも二回りも成長したと感じられます」(山谷先生)。
□アメリカ研修
対象:6年生(全員)
滞在期間:約1週間
実施時期:11月
「ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)、国連本部などを訪問したり、現地校の児童らと交流します。国連本部訪問では、一般の人が入ることのできないエリアまで案内していただけるので、勉強してきたSDGsをより身近に感じられる貴重な機会です。また、ハーバード大学やMITといった世界トップ大学を訪れることは、海外で活躍したいという思いを抱くきっかけにもなります。心を動かされる体験を通して、未来に対してわくわくした気持ちが芽生えるなど、大学進学を見据えて勉強へのモチベーションを高める児童も多いです」(山谷先生)

■ 検定試験への取り組み
「身につけた力を可視化する材料として、1年生から全児童が英検取得にチャレンジしています。1年生は英検Jr.ブロンズからスタートし、卒業までに全児童が英検3級を取得しますが、英検のための対策は特にしていません。ALTとの会話に慣れているので2次の面接でも力を発揮でき、準1級や2級を取得する児童もいます」(山谷先生)
■ 系列校での英語教育
西武学園文理中学校は、国際バカロレア(IB)Middle Years Programmeの候補校となり、IBワールドスクール(IB認定校)としての認定に向けた準備を進めている。2026年度には、「バイリンガルクラス」を新設。グローバルな学びに挑戦したい生徒にとって最適な環境が整い、海外大学なども視野に入れたクラス選びが可能となる。
