近鉄「学園前」駅から徒歩1分という利便性の高さに加え、駅から学校の正門まで歩道橋でつながっているため、低学年の児童でも安心して通学できる環境が整っています。
校内見学では、木の温もりを感じる校舎で、玄関から2階部分が吹き抜けになっており、明るく風通しのよい設計となっていました。
説明会は、2年生児童による暗唱と合唱からスタートしました。低学年とは思えないほど堂々としており、大きな声で発表する様子に驚かされました。
辰巳校長先生のごあいさつでは「不易流行」という言葉をテーマに、来年創立75周年を迎える同校の教育について語られました。「不易」とは時代が変わっても大切に守り続ける教育の『核』、「流行」とは時代を超える『革新』を意味します。伝統を大切にしながらも、未来を見据えて新しい価値を生み出す教育に挑戦していることが伝わってきました。その根底には、児童の“根っこ”を育てるという教育理念があります。
教育の柱は大きく3つ。1つ目は「考える子ども」を育てることです。独自の課題解決学習で、一人でじっくり考える「ひとり勉強」と、仲間と学び合う「協働学習」を繰り返します。まず自分の考えを持ち、その後に他者の意見を取り入れることで、新たな価値を生み出す力を育んでいます。また、紙とタブレットを効果的に使い分ける点も特徴です。書くことによる思考力の育成を重視しながら、3年生からは情報科専科教員によるICT教育も実施。プログラミングやプレゼンテーションだけでなく、情報モラルやリテラシーについても学びます。
2つ目は「共感力」の育成です。AI時代だからこそ、人の気持ちを理解し、他者に寄り添う力を大切にしています。3つ目は「本物にふれ、可能性を広げる」ことです。琵琶湖や海、上高地などでのフィールドワークを通じて、教室では得られない本物の体験を積み重ね、児童の知的好奇心や探究心を育てます。
授業見学で特に印象的だったのは、教員と児童との関わり方です。児童が答えに迷ったときも、「間違えても大丈夫」「わからなくてもいいよ」と温かく声をかける姿が多く見られました。そのため、教室では児童が安心して手を挙げ、自信を持って発言する姿が見られました。説明会でも、児童たちに安心感を与えることが主体的な学びにつながると説明があり、教員自身が学ぶことを楽しみながら授業をつくっているという言葉が印象に残りました。
今後の入試関連イベントとして、7月25日に第3回学校説明会が予定されています。また、個別見学も随時受け付けているとのことです。説明会を通して、学力だけでなく人間力や主体性を育てる教育の魅力を感じることができました。
(編集部 A.M)