教育方針である「根っこを鍛える教育」の3本柱として、①「深く」根を伸ばす、②「太く」頑丈に育てる、③「広く」将来の可能性を広げる、のうち今回は③「広く」についてお話がありました。本物に触れることで、児童の好奇心を養い、将来の可能性を広げます。「大自然をダイナミックに味わい、専門家による直接指導を受け、集団行動を通して学ぶ」というコンセプトのもと、6年生の林間学校が例として紹介されました。実施場所は6月下旬の長野県。上高地でのフィールドワークでは、少人数班にネイチャーガイドが1人つき、児童からの素朴な疑問や質問に、専門のガイドさんが丁寧に答えてくださり、児童たちの知的好奇心を育みます。
また、乗鞍岳では登山をしながら、山岳ガイドによる高山植物講座が行われます。山にしか生育しない植物について専門家から直接学び、人の手が加えられていない壮大な自然を実感することができます。
林業体験では、作業を手伝いながら、人の手によって守られている自然について学びます。「自然と生きること、自然を活かすこと」について考える機会となっており、体験後には、「木を切ることは善なのか、悪なのか?」といったテーマで、みんなで討論できたことの喜びが、児童の感想として紹介されました。
校長の野村先生は、「宿泊中にお世話になる人や一緒に過ごす仲間への感謝の心、思いやりの心を持つことを目標に出かけた児童たちが、帰ってきた時には、自信や達成感に満ちあふれています。本物を見て体験することにより、児童の目が輝く。ぜひこの学園で一緒にそうした経験を積み重ね、素晴らしい児童に育ってほしいです」と語られました。
アフタースクール(放課後学童保育)についてのお話もあり、通常時は15:00~19:30(最長)、長期休暇は9:00~18:00となっています。特色として、帝塚山学園小の元保護者であるママさんスタッフが中心となって運営しており、「第二の家」、「第二の学校」のようにくつろげる居場所となっているそうです。また、講座(習い事)もあり、バスケットボール、サッカー、ECC英語教室、書道、ロボット科学教室など様々な講座が準備されています。
出願期間は8/22(金)から9/2(火)までで、お申込みはWeb出願のみとなっております。募集についての詳細は、帝塚山小学校ホームページでご覧ください。
(編集部 A.M)

