教育理念「学の実化」、校訓である「考動」をもとに、学習面・生活面ともに“思考力”を軸とした教育を展開しています。校長の今田先生は、「思考力を伸ばすために大切なのは、“間違えても大丈夫”と思える環境づくりです」と話され、安心して発言できる心理的安全性を大切にしていることを強調されていました。
授業では、「ミューズ学習」「STEAM教育」「クリティカルシンキング」を柱に、多面的に見て、自ら問いをもち、根拠をもとに考え、対話しながら吟味する力を育てています。教員が一方的に答えを与えるのではなく、児童が主体的に問いをもてるよう促している姿勢にも特徴が表れていました。また、「もの」「音」「感覚」など、どこに着目すると新たな発見があるのかという視点を示した「視点カード」を活用することで、児童の「知りたい!」「考えたい!」という意欲へつながるそうです。研究主任の松本先生は、『もちもちの木』を題材に、実際の学びについて紹介してくださいました。主人公の豆太が、祖父のために雪の夜道を走って医者を呼びに行く場面で、「霜がおりる」とはどのような状態かを理科的に考えたり、豆太が走った距離や時間を算数的に考えたりすることで、小さな子どもが真夜中に長い距離を走ることの怖さや大変さを、より具体的に実感できるようになります。物語を多面的に捉えることで、児童たちは豆太の心情により深く寄り添えるようになるのだそうです。また、自分の考えをアウトプットすることも重視されていました。付せんやピラミッドチャートなどを活用し、対話を通して思考を深めていきます。ノートだけでなくiPadも活用しながら、「根拠をもって伝える力」を育てている点にも、同校らしさを感じました。一見すると泥臭く、時には苦しみながらも、汗をかいて考え抜く経験こそが、これからのAI時代に必要な力につながります。こうした教育を、小学校から大学までの一貫教育の中で積み重ねていけることが、大きな魅力だと感じました。卒業生のお話からも、自分で考えて学ぶ授業の積み重ねが、その後の探究活動へつながっていることが伝わってきました。初等部での学びが、中学・高校での成長へつながっていく様子を感じることができました。
今後の入試スケジュールは、6/13(土)にオープンスクール、7/5(日)に入試説明会が予定されています。入試に関する情報や、実際の授業や学校の雰囲気を体感できる機会となりますので、受験を検討されているご家庭は、ぜひ一度足を運んでみてください。
(編集部 A.M)







