JR「高槻」駅より徒歩約7分、阪急京都線「高槻市」駅から徒歩約10分と、大変便利な場所にある関西大学初等部。各駅からほぼ歩道橋を使って通学できるようになっており、児童の安全面にとても配慮されています。
『考動-学びを深め志高く-』を校訓とし、感受性豊かな子、考える子、挑戦する子を目指す子ども像として掲げています。開校15周年を迎え、「児童・保護者・教職員がお互いに唯一無二の存在になるよう、『今できる最高の教育を子どもたちに』『子どもの学びに制限をかけない』という思いを基に、学びを進化し続けていきたいと思っています」と初等部校長今田先生のご挨拶がありました。
第一目標として掲げる、『思考力の育成』とは具体的にはどのようなことでしょうか?主にはミューズ学習の時間を利用して実践しているそうです。考えるという曖昧な行為を、分類する、比較するなどの具体的な行為へ落とし込みます。その時、シンキングツール(ペン図・XYチャート・ピラミッドチャート等)を使って見える化し、頭の中で考えている事を整理し、それを使って、自分の考えをペアやグループに伝えてコミュニケーションをとるといった事を授業で行っています。説明会では実際にロイロノートというアプリを使って、参加の保護者と一緒に、スマートフォンを用いて実演させてくれました。一緒に体感することで、大人も「そういうことか!」とより理解が深まりました。では、どのように児童に定着しているのか?2020年のコロナ禍の6年生のオンライン授業を映像で見せてもらいました。通常であれば行くはずであった海外研修(オーストラリア)へ行くのか行かないのかの議論となり、「行きたい」・「遠慮する」・「行かない」の3つの意見に分かれて、児童たちが各々の思いを伝えている姿が残っていました。現地のコロナ感染者の少なさを調べ(英語の資料を含めて)、これであれば渡航可能とする児童、東京経由で行く方法であれば、東京の感染者数が増えているので無理だとする主張する児童、それぞれが自分の調べてきた事をわかりやすくシンキングツールを活用し、サイトを引用し、またお互いに聞く・話すのバランスも考え、議論を交わしている姿は、どの企業のオンラインMTGより最先端を行くのではないかと驚かされました。
国際理解学習・英語学習にも力を入れており、初等部では、台湾・韓国・インドネシア・ニュージーランドの留学生と交流するなどの機会もあり、中等部・高等部に上がると、カナダ・イギリスのホームステイ、ニュージーランド・オーストラリアへのターム留学などが準備されています。また、第二外国語として韓国語・中国語が学ぶことができるのも大きな特徴の一つとなっています。
今後の入試スケジュールとして、6/7(土)オープンスクール、7/6(日)入試説明会が実施されます。特に、7月の入試説明会では、試験問題を使ってより具体的な説明があるとのことです。受験をお考えのご家庭は、ぜひ一度学校に足を運んで実際の校風を体感してみて下さい。お申込みや詳細はホームページからお願い致します。
(編集部 T.S)

