創立23年目を迎えた智辯学園奈良カレッジ小学部。教育内容への評価が広がり、県内外からの見学者が増えているとのことです。説明会では、理事長の藤田先生のお話を通して、「あたりまえのことを、あたりまえに」という教育理念のもと、誠実さや感謝の心、豊かな人間性を育む「愛のある教育」が着実に根付いていることが伝わってきました。学校の本当の良さは、実際に通う子どもや保護者の声に表れると、卒業生や保護者からの手紙を紹介しながら、同校が大切にしている教育について語られました。第一志望大学に合格した卒業生からは、「高い目標を持ち続けること」「最後まで諦めないこと」「周囲への感謝」といった学校生活で学んだことが、夢の実現につながったという言葉が寄せられていました。保護者からは、帰宅途中に道に落ちていたごみを何気なく拾うわが子の姿を見て、「この学校へ通わせて本当に良かった」と感じたという心温まるエピソードも紹介されました。藤田先生は子どもたちへ伝え続けている5つの言葉を紹介されました。「大きな夢を持ち続けること」「地道に努力を積み重ねること」「どんなことがあっても諦めないこと」「支えてくれる人とのつながりを大切にすること」「感謝を忘れないこと」です。「人生では受験や就職など、何度か勝負をする時があります。その時に結果を支えるのは、日々どのように生きてきたかです」という先生の言葉からは、学力だけではなく、人としての土台を育てたいという教育への信念が伝わってきました。現在、全国大会に出場する実力を持つ野球部や陸上部でも、この5つの言葉を大切にして日々練習に励んでいるそうです。
さらに印象的だったのが、「勝ち運」という言葉でした。努力してつかむ運だけではなく、その努力を見て応援してくれる人からいただく運、そして天から授かる運もある。その運を引き寄せるためには、日頃から善い行いを積み重ね、徳を育むことが大切だと児童たちへ伝えているそうです。毎月行われている感謝祭では、「四恩」と呼ばれる両親や周囲の人々、仏、天地への感謝を学び、自分が多くの支えの中で生かされていることを感じる機会を設けています。こうした積み重ねが、人を思いやる心や奉仕の精神を育てることにつながっていると感じました。
山本校長先生からは、「みらい型リーダーの育成」を目指す小学部の教育について説明がありました。豊かな心を育むこと、丁寧な学習指導により能力を最大に伸ばすことを2本柱として、主体性、協働性、創造性が育つよう、栽培体験、探究活動、本物にふれる体験、宿泊行事、国際理解などの多彩な教育に取り組んでいるとのことです。
説明会の最後に、6年生による合唱・合奏が披露されました。講堂いっぱいに響く歌声と堂々とした演奏は、説明会で語られた教育の成果を、その姿で示してくれているようでした。学力だけでなく、人への感謝や思いやりを育みながら未来を切り拓く力を育てる、藤田先生の言葉と子どもたちの姿から、同校の教育理念がしっかりと根付いていることを感じた説明会でした。
(編集部 A.M)







