第一回カレッジフェスタは、学校説明会と同日に開催され、児童による多彩な催しを体験できる盛りだくさんのイベントでした。説明会では学校が大切にする教育理念や方針の説明が行われましたが、その後に児童と直接関わることで、言葉だけでは伝わりきらない学校の日常や温かい雰囲気を肌で感じることができました。
【よさこいソーラン演舞披露】
よさこいソーラン部による迫力のある演舞は圧巻でした。キレのある動きと元気なかけ声が会場を明るくし、そのエネルギーに思わず引き込まれました。同部は2~6年生83名が参加する人気の課外活動で、地域のイベントや介護施設などでも披露しているそうです。自分たちの表現を地域に届ける活動が、児童の自信や社会性を育んでいる様子が伝わってきました。
【里山ワークショップ】
校地の一角に、学校の豊かな環境を活かした里山や森が広がっています。日々の授業の中で育てている農作物の収穫体験では、来場した子供たちが自分の背丈ほどもある大根の収穫に挑む姿は真剣で、一生懸命に引き抜く姿が微笑ましく、6年生が優しくフォローする姿に同校らしい温かさを感じました。さらに、森の資源をつかったクリスマスリースづくりも大盛況。拾ってきた葉っぱや木の実を組み合わせ工夫しながら、思い思いの作品を楽しそうに仕上げていました。制作する姿はとても楽しそうで、自然に触れながら学ぶ環境がしっかり根づいていることが伝わりました。
【海の生き物ふれあいコーナー】
うつぼ、どじょう、コバンザメ、カニ、モクズショイ、貝類など、普段触れる機会の少ない海の生き物に直接触れられる貴重なコーナーです。すばしっこいコバンザメを必死に追いかける子供たちの姿は生き生きしており、触れた瞬間の驚きや感情が表情から伝わってきました。生き物への興味・関心を育てる貴重な機会となっていました。
【2年生とおもちゃであそぼう】
2年生が授業で学んだ「風・ゴム・磁石」の力を使って作った手作りおもちゃのクオリティには思わず感心させられました。空気砲でコップを倒すゲーム、うちわで動くクルマ、磁石を使ったラジコンカーなど、どれも工夫が詰まった作品でワクワクするものばかり。これらは、カレッジタイム(生活・総合の時間)を使い、児童自身がアイディアを出し作り上げたものだそうです。先生は材料集めとサポートのみで、児童が主体的に工夫を重ねたことがよく分かります。ゲームの説明も丁寧で、取材であることを忘れて夢中で遊んでしまうほど楽しい時間でした!最後には手作りのお土産まで用意されており、2年生のホスピタリティに思わず心が温まりました。
そのほか、昨年開館した図書館の見学ツアー、アフタースクール (学童保育)の紹介、保護者交流コーナーなど、在校生・保護者・地域をつなぐ企画も多く実施されていました。各コーナーを回ってスタンプを集めるスタンプラリーでは、親子で楽しむ姿が多く見られ、学校全体が和やかな空気に包まれていました。
第二回は3月14日(土)に開催される予定です。学校の教育方針や特色を、百聞は一見にしかずの形で体感できる貴重な機会です。ぜひ一度足を運び、この学校ならではの魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
(編集部 A.M)

よさこいソーラン演舞

よさこいソーラン演舞

里山ワークショップ

里山ワークショップ

海の生き物ふれあいコーナー

海の生き物ふれあいコーナー

2年生とおもちゃであそぼう

2年生とおもちゃであそぼう