新渡戸文化小学校
新渡戸文化小学校が思い描く学びの今を知るスタディフェスタ
2026年2月28日(土)、新渡戸文化小学校ではスタディフェスタが開催されました。1年生から6年生まで全員参加で行われるイベントで、1年間を通して学んできたことをアウトプットする学びの集大成とも言える大切な1日です。
スタディフェスタの概要について遠藤崇之先生にお話を伺うとともに、学年・クラスごとに取り組んだ展示・発表をはじめ、音楽ありダンスあり劇ありの盛りだくさんなイベントをレポートします。
新渡戸文化小学校 校長補佐 遠藤崇之先生のお話し
スタディフェスタ−学びのつながりを楽しもう−のイベントレポート
スタディフェスタの概要について遠藤崇之先生にお話を伺うとともに、学年・クラスごとに取り組んだ展示・発表をはじめ、音楽ありダンスあり劇ありの盛りだくさんなイベントをレポートします。
新渡戸文化小学校 校長補佐 遠藤崇之先生のお話し
スタディフェスタ−学びのつながりを楽しもう−のイベントレポート
校長補佐 遠藤崇之先生
新渡戸文化小学校 校長補佐 遠藤崇之先生のお話し
1年間の学びの集大成として行われるスタディフェスタ
本校では教育活動の柱のひとつとして「プロジェクト型の学び」、つまりPBL(Project-Based Learning)に取り組んでいます。一般的に総合的な学習の時間と呼ばれている授業を「プロジェクト科」と名付け、1年間を通して本校独自の教育活動を実践しています。10月の新渡戸祭でもテーマにもとづいた発表を行いますが、1年間の学びの集大成となるのが本日行われるスタフェスです。
スタディフェスタの取り組みが始まったのは2019年のことです。平岩が理事長に就任し、学園全体の教育方針が大きく変わったタイミングでした。「Happiness Creator(しあわせをつくる人)の育成」を最上位の教育目標に掲げ、すべての教育活動がそこへつながっていくようにしたのがはじまりです。
当初は私たち教職員も手探りの状態でしたが、プロジェクト型の学びと対話をキーワードに新しい教育活動を進めるなかで、スタフェスの内容も充実したものになり今では学校全体で取り組むほどの規模になりました。
私が面白いと感じるのは、プロジェクト型の学びを通して子どもたちの学びが深まれば深まるほどスタフェスに向けてエネルギーが集中していくんですね。展示や発表の質が上がっていくのもそうですし、子どもたちや教職員の熱意もどんどん高まっていくのを感じます。今年もどんなアウトプットになるか楽しみです。
スタディフェスタの取り組みが始まったのは2019年のことです。平岩が理事長に就任し、学園全体の教育方針が大きく変わったタイミングでした。「Happiness Creator(しあわせをつくる人)の育成」を最上位の教育目標に掲げ、すべての教育活動がそこへつながっていくようにしたのがはじまりです。
当初は私たち教職員も手探りの状態でしたが、プロジェクト型の学びと対話をキーワードに新しい教育活動を進めるなかで、スタフェスの内容も充実したものになり今では学校全体で取り組むほどの規模になりました。
私が面白いと感じるのは、プロジェクト型の学びを通して子どもたちの学びが深まれば深まるほどスタフェスに向けてエネルギーが集中していくんですね。展示や発表の質が上がっていくのもそうですし、子どもたちや教職員の熱意もどんどん高まっていくのを感じます。今年もどんなアウトプットになるか楽しみです。
Happiness Creator(しあわせをつくる人)の育成を目指して
Happiness Creatorという目標は、本校の初代校長である新渡戸稲造先生の『自分が生まれてきたときより死に至るまで、周囲の人が少しなりともよくなれば、それで生まれた甲斐があるというものだ。』に由来するもので、自分だけではなくまわりの人の幸せも考えて、みずから行動できる人になることを目指しています。私たちはそれを自律型学習者と呼んでいます。
新渡戸稲造先生が学校を創立してから来年で100周年を迎えますが、現在の学校教育が直面する課題はさまざまで、「望ましい学校ってなんだろう?」、「望ましい教育ってなんだろう?」という問いに日々向き合いながら答えを導いていくことが私たちの使命であり、新しい学校また新しい教育のあり方を描いていこうと独自の教育活動を実践しています。
スタフェスには在校生の保護者をはじめ、本校への入学を検討しているご家族もいらっしゃいます。この1年間で子どもたちがどのような学びを積み上げてきたかがわかる1日です。学年またクラスごとに取り組んだ展示・発表のほか、音楽やダンス、劇の発表も予定されていますので自由にご覧ください。
新渡戸稲造先生が学校を創立してから来年で100周年を迎えますが、現在の学校教育が直面する課題はさまざまで、「望ましい学校ってなんだろう?」、「望ましい教育ってなんだろう?」という問いに日々向き合いながら答えを導いていくことが私たちの使命であり、新しい学校また新しい教育のあり方を描いていこうと独自の教育活動を実践しています。
スタフェスには在校生の保護者をはじめ、本校への入学を検討しているご家族もいらっしゃいます。この1年間で子どもたちがどのような学びを積み上げてきたかがわかる1日です。学年またクラスごとに取り組んだ展示・発表のほか、音楽やダンス、劇の発表も予定されていますので自由にご覧ください。
スタディフェスタ−学びのつながりを楽しもう−のイベントレポート
学年ごとに異なるテーマと趣向を凝らした展示・発表
スタフェスにはじめて足を運んだ人にとってまず驚かされるのは、学年ごとに異なる多彩なテーマ設定と、趣向を凝らした展示・発表の内容ではないでしょうか。1年生は「色」と気持ちのつながりについて、絵本や福笑いを題材にした展示・発表を行っていました。また2年生は「文化多様性」や「国際理解」について、実際に交流のある台湾の文化についても作品展示をしていました。さらに3年生はあそびを通して自分や相手の「ちがい」に気づき認め合うといったユニークなテーマ設定で、学年の異なる子どもたちが交流する様子が伺えました。
学年ごとにひとつの大きなテーマを設定し、クラスごとにそれぞれ異なるアプローチで展示・発表を行っているのも見応えがあり、自分の子どもがいるクラスだけではなく学校全体をくまなく巡って楽しんでいる保護者の様子が印象的でした。
学年ごとにひとつの大きなテーマを設定し、クラスごとにそれぞれ異なるアプローチで展示・発表を行っているのも見応えがあり、自分の子どもがいるクラスだけではなく学校全体をくまなく巡って楽しんでいる保護者の様子が印象的でした。
子どもたち同士の学び合いが生まれる場
このスタフェスには1年間の学びの集大成という大きな命題とともに、2つの目的が設定されているようです。ひとつは「自分たちの学びを他者に伝え、評価を受けることで、学ぶことの有用感と自己肯定感を高める」こと。もうひとつは「他学年・他校種の学びの展示・発表を見て、学び・気づき・感動を得ることで、さらなる興味を発展させる」ことです。
4年生の教室に入るとその目的を意識して子どもたちが積極的に行動していることに気がつきました。なかでもレンジャーと名付けられた案内役を務める子どもたちが山梨県・清里の宿泊合宿で学んだことを説明する姿は自信に満ち溢れ、低学年の子どもたちが見事な説明に聞き入っている場面を目にしました。また各教室には感想をふせんに書いて貼り付けられるボードや、シールを貼ってアンケートに答えるコーナーもあり、学び合いが次々と生まれているのを感じました。
続いて5年生の教室では「エシカル(倫理的アプローチ)」をテーマにゴミ問題について取り組んだ展示・発表が行われていました。一般社団法人エシカル協会との学びを通して得た知見をクイズやゲーム、ワークショップにしてみんなで一緒に学べるような内容になっていました。自分の行動がまわりや社会にどんな影響を与えるか、また自分の行動によって社会をより良く変えていくことができるという多くの気づきをもたらすものでした。
4年生の教室に入るとその目的を意識して子どもたちが積極的に行動していることに気がつきました。なかでもレンジャーと名付けられた案内役を務める子どもたちが山梨県・清里の宿泊合宿で学んだことを説明する姿は自信に満ち溢れ、低学年の子どもたちが見事な説明に聞き入っている場面を目にしました。また各教室には感想をふせんに書いて貼り付けられるボードや、シールを貼ってアンケートに答えるコーナーもあり、学び合いが次々と生まれているのを感じました。
続いて5年生の教室では「エシカル(倫理的アプローチ)」をテーマにゴミ問題について取り組んだ展示・発表が行われていました。一般社団法人エシカル協会との学びを通して得た知見をクイズやゲーム、ワークショップにしてみんなで一緒に学べるような内容になっていました。自分の行動がまわりや社会にどんな影響を与えるか、また自分の行動によって社会をより良く変えていくことができるという多くの気づきをもたらすものでした。
6年生が自分の言葉で語る「12歳のあたまの中」
最後に訪れたのは6年生による展示・発表です。「12歳のあたまの中」という保護者にとっても気になるテーマ設定で、先生や大人たちを目の前にして自分の思いや考えを発表するプレゼンが行われていました。
「学ぶ力とは?」「成長するっていうことは?」「これからの時代に必要とされる力とは?」など6つの問いに対して一人ひとりが自分の言葉で考え展示・発表にまとめたようです。「これからの時代に必要とされる力とは?」について、「経験だ」と明言する子もいれば、「たくさんたくさん失敗をすること」と大人顔負けの説得力ある言葉で語った子もいました。
遠藤先生によると、7月に岩手県大槌町で行ったスタディツアーの出来事が子どもたちの心に大きく残っているようです。鹿肉を加工するジビエの会社の方やお寺のご住職などさまざまな人に話を伺い、「命とは何か」、「食べものをいただくってどういうことか」など、対話を通してさまざまな思いを巡らせたようです。
「大人でもなかなか答えられないような普遍的なテーマについて、小学校生活の最後に自分の言葉で語ってみるというのは本校らしい取り組みだと思います」と遠藤先生も笑顔で子どもたちの様子を語ってくれました。
「学ぶ力とは?」「成長するっていうことは?」「これからの時代に必要とされる力とは?」など6つの問いに対して一人ひとりが自分の言葉で考え展示・発表にまとめたようです。「これからの時代に必要とされる力とは?」について、「経験だ」と明言する子もいれば、「たくさんたくさん失敗をすること」と大人顔負けの説得力ある言葉で語った子もいました。
遠藤先生によると、7月に岩手県大槌町で行ったスタディツアーの出来事が子どもたちの心に大きく残っているようです。鹿肉を加工するジビエの会社の方やお寺のご住職などさまざまな人に話を伺い、「命とは何か」、「食べものをいただくってどういうことか」など、対話を通してさまざまな思いを巡らせたようです。
「大人でもなかなか答えられないような普遍的なテーマについて、小学校生活の最後に自分の言葉で語ってみるというのは本校らしい取り組みだと思います」と遠藤先生も笑顔で子どもたちの様子を語ってくれました。
音楽ありダンスあり劇ありの充実したプログラム
展示・発表を見るだけでもスタフェスにかける子どもたちや先生方の熱量が伝わってきますが、1年生が取り組む「色」をテーマにした劇の発表や小道具の制作から背景、音楽に至るまで子どもたち自身の手で作り上げた2年生の劇にも来場者から多くの拍手が送られていました。
さらに新渡戸文化小学校の最大の特色とも言えるアフタースクールのクラブ活動を通して身につけたダンス、音楽の発表もあり、開演前から行列や人だかりができるほどの盛況ぶりでした。
スタフェスではほかにも写真クラブによる作品展示やプログラミングクラブが手がけたロボットの制作、図工プロジェクトと題して制作した振り子のミュージックスタンドやステンシルで染めつけた鯉のぼりなども各所に展示されていたようで、1日では巡りきれないほど充実した内容でした。
さらに新渡戸文化小学校の最大の特色とも言えるアフタースクールのクラブ活動を通して身につけたダンス、音楽の発表もあり、開演前から行列や人だかりができるほどの盛況ぶりでした。
スタフェスではほかにも写真クラブによる作品展示やプログラミングクラブが手がけたロボットの制作、図工プロジェクトと題して制作した振り子のミュージックスタンドやステンシルで染めつけた鯉のぼりなども各所に展示されていたようで、1日では巡りきれないほど充実した内容でした。
編集後記
はじめて訪れたスタディフェスタはその名の通り、お祭りのような熱気と盛り上がりに包まれていました。授業参観や学習発表会のようなかしこまった雰囲気は無く、子どもたちが自分の好きなことや関心のあることについて楽しみながら学んできたことが伝わる内容でした。
新渡戸文化小学校では、「自分ごと」をキーワードに教育活動が行われているのも特徴で、誰かにやりなさいと言われたからやるのではなく、自分から思わず学びたくなっちゃう、思わず自分から動きたくなっちゃうという学びの姿勢が伺えるイベントでした。
新渡戸文化小学校では、「自分ごと」をキーワードに教育活動が行われているのも特徴で、誰かにやりなさいと言われたからやるのではなく、自分から思わず学びたくなっちゃう、思わず自分から動きたくなっちゃうという学びの姿勢が伺えるイベントでした。








