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大学への進学を見据えた小学校選び Vol.2「慶應義塾大学編」

2022年12月23日

小学校受験をするなら、大学まで内部進学できる一貫校に通わせたいと思う保護者も多いでしょう。そこで、「お受験じょうほう」編集部が大学への進学に着目し、受験校の比較ポイントを解説します。Vol.2は、「慶應義塾大学編」です。

 
■幼稚舎と横浜初等部の大きな違い

慶應義塾大学へ内部進学できる道が開けている小学校は、慶應義塾幼稚舎(東京都渋谷区)と慶應義塾横浜初等部(横浜市青葉区)の2校です。しかし、2校には大きな違いがあります。幼稚舎から中学校へ進む際には、慶應義塾普通部(横浜市港北区)・慶應義塾中等部(東京都港区)・慶應義塾湘南藤沢中等部(神奈川県藤沢市)の3校から選択することが可能です。一方、横浜初等部の場合は、湘南藤沢中等部・高等部に進むことになります。横浜初等部に通えるエリアに住んでいても、中・高の6年間を湘南藤沢へ通い続けることができるかが、学校選びの重要なポイントとなるでしょう。

■中学校でも「留年」の可能性

慶應義塾の一貫教育校では、中学校でも進級基準を満たさない場合は、もう1年間その学年にとどまらなければなりません。実際に中学校で留年する生徒も出ているので、そうなった場合は精神的なダメージも大きいでしょう。ですから、幼稚舎や横浜初等部に入学できたからといって、高校までのんびり過ごせるというわけではありません。定期テスト対策が重要となり、同校のテスト対策に特化した塾に通う生徒もいます。

高校で一定の成績基準を満たしていれば、慶應義塾大学のいずれかの学部に進学することが可能です。ただし、学部によっては人数枠が設けられており、学部の決定には高校での成績が重要となります。ですから、どうしても行きたい学部ができた場合、成績によっては進路に悩むかもしれません。他大学を受験する場合は、原則として「推薦辞退」をしなければならないからです。また、医学部の推薦枠はかなり少ないので、どの附属高校でも推薦枠を取るのは容易ではありません。内部推薦で大学へ進める学校に入学しても、必ずしも第1希望の学部・学科に進めるわけではないことも頭に入れたうえで、受験校を決めることが大切です。

 
Vol.3では、「早稲田大学・立教大学・学習院大学編」を解説していきます。

 
今回ご紹介した「慶應義塾大学」の附属小学校

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・慶應義塾横浜初等部 >詳細はこちら