今回は「夫婦・親子のコミュニケーション」をテーマに、理英会の宮内仁志先生にお話を聞きました。
Q.お受験に夫は乗り気ではありません。母親だけでも、準備はできますか?
宮内先生:お受験とは、ご家族が一緒に歩んで行くきっかけになるものだと考えています。ですから、ご夫婦が同じ方向に向かっていることが大切です。真剣に学校選びに取り組んでいくと、子どもだけでなく、親も様々な刺激を受けます。「お受験はたいへん」というマイナスのイメージだけでなく、プラスの面に目を向けて小学校受験のよさをわかってもらえるように、コミュニケーションを取っていくことが必要だと思います。
Q.教室に通っている家庭では、父親はどの程度参加していますか?
宮内先生:当会に通っているご家庭は、7割ぐらいが共働きです。ですから、土曜日に授業があるときは、半分以上の子どもがお父さんと一緒に来ます。子どもを教室に送り届ける時間を、子どもと過ごすための時間だと思っていただくとよいでしょう。コロナ禍でリモートでの打ち合わせが一般的になってきたので、当会の面談も三者で行うことが多くなりました。お父さんは職場の会議室からリモート参加するなど、以前より参加率が高くなっています。ご夫婦がどのような考え方でお受験に取り組んでいるかを知るためには、お父さんの考え方も聞かせていただきたいです。

理英会 宮内仁志先生