小学校受験の現状

子どもの学力低下や不登校、学級崩壊などが社会問題となり、また、わが子にいい教育を早いうちから受けさせたいという早期教育への意識が高い親御さんも多いことから、小学校受験についての一定の認知や志向は、お子さんを持つ家庭に広まっていると考えられますが、少子化や不景気といった状況下、ここのところ小学校受験は落ち着きをみせています。
2010年度入試では首都圏の志願者数は33,543名、11年度は31,793名(「お受験じょうほう」調べ*1)。
2010年度の全国の小学校数は22,000校、うち国立は74校で前年度と同数、公立は21,713校で前年度より261校減少、一方私立は213校と前年度より3校増加。私立小はこの10年で41校、増えています(以上文部科学省・2010年度学校基本調査)。
*1 志願者数の値は、調査対象校(首都圏私立・国立校計101校)のうち5年連続数値が判明した学校のみを集計

首都圏での人口動態と受験動向を見てみましょう。
【人口動態】
都圏(一都三県)の小学1年生の在籍者数の推移/文部科学省学校基本調査)

10年度09年度08年度