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東京女学館小学校

 
 

東京女学館小学校の教育

〜国際社会で活躍する女性リーダーの育成をめざして〜

東京女学館小学校では、127年の伝統を礎に「女子教育のリーディングスクール」として、21世紀を生きる新しい女性の育成を行っています。
その教育目標は「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」――小学校から高校まで一貫した教育目標のもと、「国際社会で活躍する女性リーダー」を念頭に、特色ある教育を実践しています。

今回、2014年度より新しく校長に就任された田中均先生に、東京女学館小学校の教育についてお話をうかがいました。

 


田中 均 校長先生
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「国際社会で活躍する女性リーダー」のための3つの教育の柱

東京女学館は、創立以来一貫して新しい時代を生きる女性の育成を行ってきました。そして現在、21世紀を生きる新しい女性像として、小学校から高校まで「国際社会で活躍する女性リーダーの育成」を掲げています。そのための教育の柱となるものが、小学校では「教科学習」や行事などの「特別活動」、そして「3つの教育プログラム」です。

教科学習では、将来も学び続ける力の育成をめざして基礎基本の定着を重視します。繰り返して学習するばかりでなく、活用したり応用したりする発展的学習を積極的に行っていきます。また、授業の中で話し合ったり発表したりする協働的な学習にも取り組んでいます。こうした学習はOECDをはじめとする世界中の学校教育が求めている学習スタイルにほかなりません。子どもたちは発展的な内容になるほど興味を示し、意欲的に学びますし、学んだことがしっかり身に付きます。宿題も多く出しますが、子どもたちはよく取り組みます。一足飛びに何かできるようになるということはありませんね。地道な努力を継続する、あたりまえのことをあたりまえにする、そんな姿勢が子どもたちにも徐々に育っていきます。教師たちも教育熱心です。宿題も一人ひとり確認し、赤ペンで丁寧に指導します。先生との距離感の近さというのも本校の特徴ですね。

本校の児童は、小学校から高校までの一貫教育のなかでじっくりと学びます。時間は十分にあります。教室に「教室はまちがえるところ」という標語があります。間違えたり失敗したりしても、振り返って考える、やり直すというプロセスが将来にわたって学び続ける原動力になると思います。子どもたちは受験勉強などに急かされることなく、探究したり、体験したりしながら深く広く学び、のびのびと成長します。例年併設の高校から、東大や芸大などの難関大学に進学していますが、小学校からの入学者も多く含まれています。伸びしろのある小学校卒業生たちは、外部からの進学者と席を並べても遜色ありません。
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特別活動と「インクルーシブ・リーダーシップ」

「国際社会で活躍する女性リーダー」の資質・能力として、「インクルーシブ(包括的)リーダーシップ」を重視します。周囲に気を配り、人と人との関係を豊かに結び合わせ、課題を共有しなから解決する力、そして自分の役割を責任を持って果たす力――こうした力をまとめて本校では「インクルーシブ・リーダーシップ」と呼んでいます。多様な文化・価値観が共存する国際社会で活躍する女性リーダーとして、最も重要な資質・能力です。

特別活動は、すべての児童が「インクルーシブ・リーダーシップ」を養う場として重要です。特に本校では学校行事を大切にしています。5月の運動会は「力いっぱいがんばろう」を合言葉に、全員が力を合わせて取り組みます。恒例の5〜6年生によるリトミックは芸術的と言えるほどの完成度です。TJKダンスもプログラムの目玉です。この日のために、それぞれが自分の責任や役割を自覚し、みんなで一生懸命練習します。女子ばかりですので、力仕事も細かな作業もすべての準備を女子ばかりで行います。そのなかで自分を生かし、他者も生かす心が育つのです。運動会は公開行事となっているので、ぜひいらして実際に見ていただきたいと思います。

私たち教師も張り切ります。子どもたちと先生たちの対抗リレーも恒例です。もちろん私も出ます。このリレーのために副校長先生も私も、体をシッカリ鍛えますよ(笑)。今年の運動会は惜しくも高学年に負けてしまいましたが。ご家庭でもずいぶん練習されているのでしょう。見えないところの努力を惜しまない姿勢が育っています。本校の児童は運動好きで、かけっこも速いのです。

遠足や宿泊旅行なども、子どもたちが中心となって動きます。リーダーがまとめ、みんなが協力する。係も分担し、責任をもって行います。
クラブ活動も大切です。仲間と力を合わせて好きなことに打ち込む経験を通して、自然に「インクルーシブ・リーダーシップ」を養うことができます。

さらに特別活動と並び、委員会活動でも「インクルーシブ・リーダーシップ」を養っています。自分たちの学校を自分たちで創り上げる。これも小学校から高校まで一貫した基本方針です。中学校・高校も生徒会活動が盛んです。本校では学年合同の行事も多くあります。上の学年の子どもたちが下の学年の子どもたちのお世話をする、下の学年の子どもたちは上の学年の子どもたちを見習いながら、していただいたことを今度は自分たちが下の学年の子どもたちにする、そんな循環ができています。女性ならではの責任感とひたむきさ、まわりに気配りするこまやかさ、そして女学館の校風である元気・活発さを発揮して、児童・生徒が自分たちの学校を創り上げています。

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日本の伝統文化を学ぶ「すずかけ」

次に、本校独自の教育プログラムについてお話ししましょう。それは「すずかけ」「つばさ」「国際理解」です。この3つのプログラムが「国際社会で活躍する女性リーダー」を育成するための主要な学びとなっています。

「すずかけ」とは、日本の伝統文化を楽しく学び、日本人としての寛容性あるアイデンティティと高い品性を培うための授業です。華道、茶道、邦楽(筝)、着付け、日本舞踊、お箸の使い方などの礼法、座禅、百人一首、テーブルマナー、昔の遊びなどを学びます。体験を通して自分の中に和の文化を染み透らせて、人や自然の事物に対する感謝や敬意の気持ちをもち、立ち居振る舞いとなってあらわれていく学習です。学習した日本の文化を国際理解の教育プログラムの中で外国の方々に紹介することを通して、自国の文化をより深く理解しながら異文化への寛容性を養う学習がアイデンティティの教育です。

毎年父の日に行う参観日には、6年生がお茶を点てて保護者の方に振る舞い、これまでの学びの成果を見ていただいています。

校庭の一角に高台があり、そこに樹齢100年を超えるすずかけの大樹が植わっています。この木が授業の名称の由来です。大正12年の関東大震災で虎の門の校舎が全焼し、御料地であった広尾の地に移転したとき、すでにこの樹がありました。女学館の歩みをずっと見守ってくれている、まさに生き証人のような「すずかけ」を、日本の伝統文化を学ぶ授業の名称としたのです。 

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体験学習と情報教育を行う「つばさ」

広い世界に向かって大きく羽ばたく姿を思い描き、「つばさ」と名付けました。生活科・総合学習の一環として行います。学年単位あるいは学年合同で実施する体験学習とパソコンを使った情報教育で構成されています。

体験学習では、遠足や社会見学、自然体験、歴史・文化を訪ねる宿泊などを行います。落ち葉拾いや石拾い(1年生)、梨もぎ・虫取り、1,2年生合同のなかよし遠足、館山校外学習や、学校のまわりを歩いて探検する町たんけん(3年生)、4、5年生合同の日光校外学習、座禅も体験する鎌倉社会科見学、修学旅行(6年生)などまさに多彩です。

「成すことによって学ぶ」女学館スタイルの学びです。社会科や理科、生活科といった教科での学びを体験によって確かめ、深めてほしいと思います。さらに、みんなで協力して取り組み、自然や文化に触れることで、豊かな心、友だちや下級生を思いやる心、人間関係を築く力などを養うこともねらいで、リーダーシップを育成する機会ともなっています。

情報教育はコンピュータ教室で各自がパソコンを使い、情報専任の教師と担任によるティームティーチングを行います。1年生から段階的に学び、高学年では問題を発見し解決するための情報検索・収集・分析など総合的な情報活用力を身につけていきます。体験学習のまとめや報告、社会科の調べ学習など他教科と関連付けた活動も行います

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国際性と英語力を養う「国際理解」

「国際理解」では、豊かな国際性と英語力を養います。英語の授業は「国際理解」プログラムとして位置付けます。「バイリンガルな人材の育成」をめざし、「コミュニケーション能力」を重視した独自の授業を行っています。クラスを2分割し、ネイティブ教員とバイリンガルの日本人教員が担当します。授業時間数は、1年生は週1時間、2年生以降は週2時間です。

小学校卒業時の学習目標として、「自分のこと、自分のまわりの人々のこと、自分の身の回りの出来事について話すことができ、相手にも質問することができる」「英検4級程度の単語を聞いて理解することができる」「英検5級程度の単語を書くことができる」など8項目を定めています。小学校の英語は中学校英語への接続も視野に入れて簡単な文法も取り入れた授業です。それは楽しむだけではなく、きちんとした英語を聞き話すことができるために必要なものだからです。

国際性を養うための体験学習も充実しています。2年生は渋谷区にあるブリティッシュ・スクールの児童と交流します。4年生はグループごとの少人数で近隣の大使館を訪問します。5〜6年生の希望者は夏に鴨川イングリッシュキャンプを行い、アメリカの学生たちと寝食を共にします。

海外研修として、オーストラリア・タスマニア研修を実施します。5〜6年生希望者が対象です。提携校である名門女子校との交流・英語学習、ホームステイやコンドミニアムでの宿泊など、本校が開発したオリジナルのプログラムによって学びます。コンドミニアムでは部屋ごとのグループでスーパーに行き、買い物をして自分たちで料理をするなど、児童が主体となり、生きた学習を行うことで自ら国際性を養います。

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「掛け算の教育」を実践

本校の教育は行事あり体験学習ありと充実しています。その分通常の教科の授業が削られてしまうのではと心配される方もおいでかもしれません。学力に対して強い要望があるのも事実です。しかし、私たちが望んでいるのはどんな学力でしょうか。東京女学館小学校では「学び続ける力」と言っています。授業の時だけの学力、学校にいる間だけの学力ではないのです。生きた働く力としての学力、つまり試行錯誤を繰り返しながら真理・真実を極めようとする学力、自分を取り巻く共同体が求める課題解決にねばり強く取り組む学力、多くの人たちと力を合わせながら取り組む学力、そのような学力こそ、身に付けるべきものでしょう。

私たちが実践しているのは、「掛け算の教育」です。行事の数だけ授業が減るという引き算ではありません。逆に教科の授業をたんに足し合わせても学び続ける学力にはならないし、ましてや人間を形成することにはならない。掛け合わせることが分かっている学校かどうかが大切ではないでしょうか。たくさんのことを述べてきた中で、行事と教科の授業が掛け算となって、より広がりのある、横断的で総合的な学びになっていくプロセスをまとめると、次のようなプロセスであると言ってよいでしょう。

たとえば運動会や校外学習を行ったら、作文を書く。絵を描く。下調べもする。国語や理科、社会などいろいろな教科の学びと結びついています。教科の授業、行事、そして「すずかけ」「つばさ」「国際理解」などすべてがつながり、豊に響き合う。それが東京女学館小学校の教育です。


家庭とのパートナーシップを大切に

本校にとって家庭は大切なパートナーです。ご家庭はみな教育熱心で、しっかりとお子さんを育て、食生活やしつけなどもきちんとされている。そうした保護者のみなさんが学校を支え、進んで協力してくれます。学校としても、いろいろな機会に本校の教育や、子どもたちの日々のようすを見ていただいています。

たとえば3年生と6年生は「親子給食会」を設け、保護者のみなさんにも給食を食べてもらいます。入学した1年生の保護者のための給食試食会も行います。このときは6年生が給食について保護者の方々に紹介し、配膳も行います。子どもたちはきちんと説明しますよ。配膳も上手です。

本校の保護者はお父さんも熱心です。試食会や参観日、運動会などの行事はご夫婦の参加が多い。学校説明会も同様です。学校でもそれをふまえ、お父さんにもしっかりと届くよう、さまざまな機会に本校の教育について発信しています。

東京女学館は今年創立127年を迎えます。女子の教育は無用とされた明治初期に、「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女性の育成」を目指して設立されました。この建学の精神を継承し、これからも「女子教育のリーディングスクール」として、高い品性を備え、国際社会で活躍する女性リーダーの育成に力を注いでいきます。

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取材協力
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