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取材特集 星野学園小学校  
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星野学園小学校

 
 

星野学園小学校の教育

〜星野誠校長が語る星野学園小学校の教育〜

2007(平成17)年に開校した星野学園小学校。この春第8期生の児童を迎えました。
学校の礎となるのは星野学園の117年の歴史です。明治に創立し、星野高校、川越東高校、星野学園中学校へと成長、さらに小学校の創立へと発展しました。

学園が創立以来貫いてきたものは全人教育です。知・徳・体を養い、自ら考え自ら課題を解決できる人、思いやりを持って人の役に立ち、リーダーとなれる人――そうした人間づくりに取り組んでいます。
小学校も同じ理念のもと、特色ある教育を行っています。

その特色の一つが、校長先生による道徳教育「論語」の授業です。全人教育の一環として、小学校創立以来行われています。

今回「論語」の授業を取材し、あわせて校長先生にお話を伺いました。

 

 
 星野 誠校長先生
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星野誠校長先生の道徳教育

「みなさんはこの学校で、自分をつくるための勉強をしていますね」
校長先生は授業の初めにそう語りかけました。その声はとても優しく、穏やかです。
2年生の児童全員が背筋を伸ばし、手を膝に置き、まっすぐ前を向いて校長先生の話を聞いています。

校長先生は模造紙に習字で書かれた論語の言葉を指し示しました。

子曰く
徳は孤ならず 必ず隣有り

子曰く
苟しくも 仁に志せば 悪しきこと無きなり

漢字にはすべて読み仮名が振ってあります。
校長先生がまず読み方の手本を示し、全員で音読。その声はまるで学校中に響くくらい元気いっぱい。読み方も驚くほど上手です。

「徳は孤ならず 必ず隣有り」の意味を校長先生が教えます。
「徳のある人のまわりには、人が寄ってくる。いじわるな人、いじめをする友だちは、人が近づかなくなりますね。人のためになることをする、それを心がけよう。すると、まわりに人が寄ってきます」

校長先生はそう短く話し、今度はクラスごとに音読。A組B組どちらも大きな声で上手に読みます。さらに先生は何人かの子どもを順に指名して音読させます。子どもは立ち上がり、落ち着いて読みました。
「では見ないで言える人はいるかな?」
ハイ! ハイ! 元気な返事とともにたくさんの手が挙がります。先生に指名された子どもは、それぞれきちんと暗唱できました。
再び全員で音読。今度は5回繰り返し、みんなしっかりと覚えました。

校長先生は次に、「苟しくも 仁に志せば 悪しきこと無きなり」の意味を教えます。
「みなさん、仁を志すことはすばらしいことです。立派な人になろう、人の役に立とうと思って暮らせば、悪い人にはなりませんと子は言っている。みなさんも悪い人にならないために星野に来ているのでしょう」
そう語りかけます。そして、読み方の注意をしました。
「悪しきこと、無きなり、ではなくて、
悪しきこと無きなり、ですよ。ではみんなで5回読んで覚えましょう」

繰り返して音読しましたが、そのあいだにも校長先生は、「悪しきこと無きなり、と続けて読むんだよ」と穏やかな口調で教えます。息継ぎを入れて読んでいた子どもたちにとって、一息で読むのはちょっと難しいようです。できるかな?……
「悪しきこと無きなり!」
5回繰り返すうちに、すっかり上手に読めるようになりました。

次にクラスごとに音読し、校長先生に指名された子どもが音読。それが済むと、先生は「ではみんなで目をつぶって言ってみよう」――子どもたちは目をぎゅっと閉じ、一生懸命暗唱しました。

校長先生は新たな論語を紹介します。模造紙には次の言葉が書かれています。

子貢、君子を問う
子曰く
先ず其の言を行いて 而る後に之に従う

子曰く
君子は人の美を成し 人の悪を成さず
小人は是れに反す

校長先生が読み方を指導。長く難しい文にもかかわらず、子どもたちは上手に読みます。

初めの言葉について先生は「まず実行することです。口で言うだけで、実行しない人は君子にはなれないということですよ」と短くわかりやすく教え、先ほどと同じように繰り返して音読し、全員で暗唱しました。

二つ目の言葉について先生は「君子とは立派な人、リーダーです。だから人のいいところを見つける。人の悪いところは探さない。ところが、悪い人は人のあらさがしをする。そういう人は君子ではありません」
そう言って、さらに子どもたちに教えます。
「友だちをいじめてはいけません。みんなそれぞれ持ち味がある。悪いところばかりを探す友だちがいたら、そういう人は好きになれないでしょう? それと、自分が間違ってしまったときは、ごめんなさいと言いましょう。これも大切なことです。みなさん、わかりましたか?」
「はい!」子どもたちは素直に返事をしました。

そして、また暗唱の練習をします。
「では目をつぶって言える人はいるかな?」
たくさんの手が挙がります。今度は前よりも長い文章。指名された子どもは、懸命に暗唱します。立ち上がったとたん緊張し、途中でちょっと詰まる子どもも。すると周りの友だちが、「しょうじんはこれにはんす」と小さな声で教えてあげます。
校長先生はにこにこと微笑み、うなずきながら子どもたちのがんばる姿を見守っています。
「では最後に全員で目を閉じて言ってみましょう」
子どもたちは自信あふれる声で暗唱しました。

前回の復習も含めて論語を四つも学んだ45分間の道徳の授業。最後まで静かに、真面目に授業を受ける子どもたちの姿が見られました。
校長先生が初めに子どもたちに語りかけた言葉「みなさんはこの学校で、自分をつくるための勉強をしていますね」――この象徴的な言葉には、校長先生の全人教育への思いが込められているようで深く印象に残りました。
また児童に向かって「みなさん」と呼びかけるその言葉からは、校長先生が子どもを大切にし、尊重するとともに、子ども一人ひとりを責任ある個人とみなしていることが伝わってきました。
子どもたちは男の子も女の子も活発で、意欲的。校長先生との距離が近いのも印象的でした。
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全人教育の出発点

論語の授業は小学校創立からずっと行っていますが、今の時代としては珍しいものになっていますね。しかし昔の子どもたちは、論語で読み書きを習ったものです。
現代の子どもや大人は、人に迷惑をかけない、悪いことをしないという人として当たり前のことができなくなっています。若者がお年寄りをだますなど、恐ろしいことが横行している。それは若者本人にとっても不幸なことです。
人の役に立つという心がけを小さいころから教えなくてはいけません。みんなとともに協力して何かに取り組む、解決するという経験も大切です。そして豊かなコミュニケーション力を養う。
星野学園の創立者・星野りちは、人間づくりを志した女性の教育者です。江戸末期に川越で生まれ、中央に出て高等教育を受け、近代の新しい思想を身につけて教師となった。そして人間づくりをめざしてこの地に学校を創設しました。まさに全人教育の思想です。

学園の100年の歴史のなかで、この教育原則は変わりません。現代の子どもや大人たちの荒れた状況をみて、学園として小学校から人間づくりに取り組みたいという強い思いで小学校を創設しました。
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子どもを懐深く受け止める学校

本校では創設以来守っていることがもう一つあります。それは寛容さを失わないということ。本校は子どもを最後まで受け止めます。
失敗も学びのうち。間違ったことをしたときは本人に反省を教えます。しかし、学校で起きたことは本来すべて学校の責任です。この精神にもとづき、学校創立以来退学処分は一人も出していません。

こうした教育ができるのは、代々の保護者のみなさんが本校の方針に共感してくれているからこそです。教え子のお孫さんも本校で学んでいます。

小学校でも、保護者の方の理解をいただいています。学園としてすべての子どもを平等に扱い、寛容の心で育てる。だから寄付金ももらっていません。保護者との信頼関係がとても良い学校です。
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特色ある学習指導

〜全教科でティームティーチング

4年生までは全教科の授業を教員二人によるティームティーチングで行います。本校は2人担任制をとっており、1学年2クラスで1クラスが40人。2人の教員が指導することで、一人ひとりに目が行き届きます。

5〜6年生の算数は習熟度別で、学年を3分割します。人数の配分も均等にせず、最も進度のゆっくりなグループが最も少人数。このグループは教員2人のティームティーチングによりじっくりと指導します。ほかのグループはそれぞれ教員1名による授業を行います。

英語・体育・音楽・図工・家庭科は専科教員が担当、5〜6年の理科も専科の教員が教えています。

〜国際教育・英語教育の強化

国際化は創設以来のテーマです。学園創立者は外国人との交流もあり、開かれた意識の持ち主でした。
英語の授業は1〜2年生は週1時間。ネイティブ教員と英語担当教員、さらに学級担任が加わり、3人で授業を行う。こうした手厚い指導を行う学校は他校にないと思います。

3年生からは週2時間。ネイティブ教員と日本人教員が別々に1時間ずつ授業を行います。3年生はフォニックスでアルファベットの読み方を学び、発音の基礎も身に付けていく。ライティングも低学年からクリスマスカードを書いたりして、学年を追って指導します。

〜ニュージーランド修学旅行

語学研修も他校に先駆けて行っています。5年生のニュージーランド修学旅行は今年で4回目となりました。この語学研修を目標に英語で自分のことを話せるよう、各学年で学んでいきます。修学旅行の事前学習として、自己紹介や日本文化の紹介などの練習も行います。

ニュージーランドでは1週間の滞在中にファームステイをしたり、現地の小学校と交流したりと、中身の充実した本格的な国際理解・語学研修となっています。
ファームステイでは児童4人で一つの家庭にステイさせてもらう。私たち教員が一緒に泊まるわけではありません。でも子どもたちはとても喜びますよ。日本に帰ってくると、もっと英語を学びたいと言うようになります。



〜英検・漢検・数検・星野チャレンジ検定(漢字・算数)

英検指導として、中学進学前に英検5級以上の取得を目標にしています。こうした学習により、中学校での英語にスムーズに進むことができます。

国語では漢検5級以上、算数は数検6級以上の取得を目指します。昨年の漢検では準2級に合格する児童もおり、子どもたちは積極的に取り組んでいます。

さらに漢字と算数で学園独自の「星野チャレンジ検定」を実施しています。
漢字のチャレンジ検定では各級にテーマを設け、いろいろな角度から漢字を学び、使えるようにします。日ごろからオリジナル漢字プリントで部首や特殊読みなどを指導し、ワンランク上の漢字力を身に付けさせます。

算数の「星野チャレンジ検定」として、毎月1回のミニ検定を行います。あわせて「計算フルマラソン」として、毎回授業の初めの5分間で計算練習を行い、週に1度まとめの計算テストも実施します。
こうして地道に積み重ね、6年生では星野学園中学校の授業に合わせて数学の内容を先取りして学びます。

〜星野式ノート指導

1〜2年生は各教科で教員手づくりのプリント教材を活用します。ノートの役割も兼ね、低学年はこれを使って丁寧にノート指導します。このプリントをファイルしていき、1年間で1冊の授業ノートができあがります。

低学年でノートの書き方の基本を身に付けたうえで、3年生からは自分のノートを使います。授業のプリントをノートに貼ったり、板書を写したりなど、ここでも教員が丁寧に指導します。

〜宿題プラスα

宿題は全学年とも毎日出しますが、これに“プラスα”の自主学習を加えています。基礎基本とともに、自分で考える力を一人ひとりに身に付けて行きたい。そこで宿題は全員一律のもと、プラスαとして自分で課題を見つけて学ぶ。例えば、新聞で気になった記事を取り上げて考えを書くなどそれぞれ取り組んでいます。これを宿題とともに毎日担任に提出します。
担任も毎日きちんとチェックします。こうしたきめ細かな指導が可能なのも、2人担任制だからこそです。

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星野学園中学校への内部進学状況

ほぼ全員が星野学園中学校へ内部進学します。今年は児童78人中72人が内部進学しました。これは保護者のみなさんが星野学園のよさを理解してくれていることの表れと受けとめています。

中学校の教育を見てもらうために、小学校5年生以上の保護者には中学の授業参観を設けています。現在、中学ではICT教育を導入しており、校舎は無線LANが完備しています。ぜひ多くの保護者に中学校の教育のよさを実際に見ていただきたいと思います。

星野学園では小学校から高校までの12年一貫教育を念頭に、職員会議は学園全教員で行います。教科会も小学校から高校までいっしょに行います。全職員が全校児童・生徒の状況を把握し、連携して教育に当たる。それによって学園全体の教育力を高めています。

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高校の進学実績

星野学園の児童・生徒は意欲的で真面目です。小学校から高校まで子どもたちは学校をあまり休みません。
星野高校(共学部・女子部)では今年度71名が国公立大学に合格しました。うち70名が現役合格です。私立大学には1491名が合格、うちほとんどが現役です。理系、医療系も国公立・私立ともに多くの生徒が進んでいます。4年生大学の指定校総数は、900名を超えています。
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全員が主役の学校

本校のモットーは「全員が主役の学校」です。一人ひとりきめ細かく面倒をみて、その子どもに合わせた指導をする。これも本校の伝統です。
この学校で児童・生徒たちがともに暮らし、友情を育みます。教員とも親しい間柄になります。
卒業生が20歳の成人式を迎えると、本校に集まってみんなでお祝いをするのが習わしになっています。毎年たくさんのOB・OGが集まりますよ。
星野学園はこれからも変わることなく、「全員が主役」の全人教育に力を入れていきます。
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取材協力
星野学園小学校
〒350-0826 埼玉県川越市上寺山216-1 地図
TEL  049-227-5588  FAX  049-227-1888
URL  http://www.hoshinogakuen.ed.jp/hes/

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