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取材特集 小林聖心女子学院小学校  
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小林聖心女子学院小学校

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社会に貢献する女性を育てる12年一貫教育

 

キリスト教カトリックの教えを礎に、つねに時代の先を見据えて全人教育を行う小林聖心女子学院。創立90年超の教育の実績を生かし、21世紀にふさわしい独自のシステム「12年一貫教育」を推進しています。
小学校から中学校・高校まで一貫したカリキュラムにより、変化の激しいグローバル時代に、世界の人々と連帯し、社会に貢献する女性の育成をめざします。

 

12年一貫教育として、4学年ごとに3つのステージに分け、4-4-4制のカリキュラムを編成しています。
StageT 1〜4年生(小学1〜4年)
StageU 5〜8年生(小学5〜中学2年)
StageV 9〜12年生(中学3〜高校3年)

小林聖心女子学院小学校のグローバル教育について、お話をうかがいました。

 

小林聖心女子学院小学校・中学校・高等学校校長 
シスター  棚瀬 佐知子先生のお話

 
校長  シスター 棚瀬 佐知子 先生
     

小林聖心女子学院小学校 教頭 河本 周介先生のお話

 
教頭 河本 周介 先生
     

卒業を控えた12年生が語りました
〜12年間の小林生活を振り返って〜

 

創立以来の一貫教育

聖心女子学院は、明治期に来日し、小学校から大学までの総合教育を行う学校として発展しました。初等教育から高等教育まで一貫した教育によって、一人の女子が大人の女性になるまで育てるのが学院の使命です。小林聖心は、阪神の地で1923年に始まりました。

子どもは長い年月をかけてゆっくりと成長するものです。教育も短期間で成果を上げることはできません。小林聖心女子学院では、小学校から高校までの12年間という大きな視点で子どもの発達を考え、一人ひとりの成長を見守ります。

小林聖心女子学院が推進する4-4-4制は、子どもの発達にふさわしい教育システムです。小学校から高校までの12年間を、4学年ずつ3つのステージに区切ることは、子どもの成長に最もかなっていると考えます。

5・6年生の女子は精神面、能力面共に急に成長します。例えば、5年生では抽象的思考力が発達し、より難易度の高い学びができるようになります。同様に、9年生になれば、精神面でも能力面でも「高校生」レベルまでに成長しているのです。
日本の教育制度である6−3−3制は、こうした発達に対応しきれず、子どもの能力を十分に伸ばすことができないと考えます。

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異学年がともに生活し、心の成長をうながす

12年一貫教育のなかで最も大切にしているのは、心の成長です。小学生から高校生までがともに学ぶことは、子どもたちの心の成長にたいへん良いことです。小学生にとって、中学生や高校生のお姉さんは自分のモデルです。そして、上級生は下級生へのいたわりや思いやりの気持ちを養います。
朝夕に、まだ幼い小学生からもうすっかり大人びた高校生まで、みんなが同じ道を登下校します。そうした営みを12年間繰り返すなかで培われるものは大きいと思います。

少子化の現代では、上級生と下級生の関わりは特に大事です。本校では縦割り活動も盛んです。掃除や遠足など、異学年がいっしょに行います。国語の授業では、年1回12年生と6年生がいっしょに読書会を行い、宮沢賢治の作品を読みます。家庭科では、高校生が小学生にりんごの皮むきを教えます。教えてもらった児童たちは、さらに下の学年に教えます。体育祭では、高校生の創作ダンスを6年生が見学します。小学生は感動し、お姉さんたちの美しい姿に自分の将来を重ねます。
2013年の小林聖心女子学院創立90周年の記念行事では、小学生から高校生までが一堂に会して合唱祭を行い、強い一体感を感じることができました。

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12年間で真の友情を育む

人間関係も、12年間というたっぷりとした時間のなかで豊かに育まれます。女子の場合は、時間をかけることによってお互いの理解が深まります。たとえば、思春期の中学生になると、急に友だちと気まずくなることがあります。そして、高校生になっても、そうした友だちとずっと同じ空間で過ごします。しかしこれが大事なことなのです。生徒たちを見ていると、ずっとわだかまりが解けないままではなく、いつの間にか打ち解けている。そして卒業式の日には「あのときごめんね」と、肩を抱き合う姿が見られます。

子どもたちは、行事や部活動、授業などさまざまな機会に友だちのよさや能力を発見し合い、相手の人格を見直します。また、自身も成長し、人の見方に幅が出てきます。幼い年齢から思春期という難しい時期を越え、さらに大人へと近づいていく、その12年の歳月のなかで、互いに分かり合えるようになり、友情が深まる。そして、生涯の友となります。

ある心理学者の言葉にもあるように、学校における「偶然の出会い」が大切です。学校は、子どもたちに“予期しない出会い”をもたらします。いろいろな友だちと出会い、どう関係性を築けばいいのか模索しながら、12年間をともに過ごすことの意義はたいへんに大きいと思います。

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「振り返り」と「沈黙」

「振り返り」も、本校の伝統の教育です。今日1日を振り返る、1週間を、1学期を、1年間を振り返る。毎日の祈りの時間、授業、行事などで、小学生からつねに「振り返り」を行います。振り返ることで自分自身や友だち関係を見つめ、将来を見つめる。これも心の成長にとって大切な教育です。

「振り返り」は、抽象的で難しい営みです。私はいつも全校児童・生徒に「振り返りましょう」と呼びかけます。すると、1年生の初めの頃は、本当に自分の後ろを振り返ってしまいます。ところが、2年生はもう振り返りません。1年間で子どもは「振り返り」の意味が少しずつ分かるようになるのです。

さらに、4年生くらいから、自分のなかのもう一人の自分という視点が芽生えます。別の視点から「あのとき、自分は、友だちは……」と考えるようになる。そのなかで、友だちに助けてもらったことを思い出し、感謝の気持ちを抱いたり、自分の行いを省みたり……これが「振り返り」です。「沈黙」も、1年生から朝夕のお祈りや授業などで日常的に行い、神さまの声を聞き、自分を見つめます。

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「錬成会」と「黙想会」

6年生になると、「錬成会」を行います。2日間かけて友だちとの関わりを深め、仲間づくりについてじっくりと学び、振り返ります。合宿中は、グループごとに問題を解決するためのさまざまなプログラムに取り組みます。みんなで意見をぶつけ合い、アイディアを出し合い、協力して解決します。こうした「錬成会」は10年生でも行います。

中学・高校では、「黙想会」も行います。「錬成会」とは対照的に、2日間沈黙のなかでじっくりと自己と向き合います。神父様の話を聞き、黙想し、振り返り、自分の考えたことをノートに書き留めます。1冊のノートに、7年生から12年生まで自分が考えたことを書きためます。それは自己の成長の記録であり、いつでもそれを見て自分を振り返ることができます。

私は毎年、6年生、9年生、12年生の児童・生徒全員と面接し、一人ひとりと対話します。そのなかで、生徒たちはやがて、「振り返り」と「沈黙」が自分にとって大事だと話すようになります。どちらも自分と向き合うことだと。そうした言葉から、私は生徒の成長を感じています。

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12年一貫のキャリア教育

12年一貫教育のなかでは、中学受験や高校受験がありません。その分、どのようにして学習へのモチベーションを高めるのか、という問いを受けることがあります。
そういう時には、医科大に現役で合格した生徒のことばを思い出します。その生徒は、自分がどういう生き方をしたいのか、繰り返し考える機会がこの学校で多くあったことが、自分のモチベーションを高めることにつながったと話していました。


本校では12年一貫の系統的なキャリア教育を行います。子どもの発達に応じたさまざまな学びのプログラムがあります。たとえば、中学生に向けたOG講演会では、20代の卒業生が自分の中高時代を語り、後輩たちにアドバイスします。キャビンアテンダントや医師、看護師、教師など、さまざまな職業についた先輩たちの話に、生徒はじっと耳を傾けます。
6年生に向けて、12年生が自らの中高時代のことを話す機会もあります。教師が話して聞かせるよりも、こうした活動のほうがずっと良いアドバイスになります。

体験学習や調べ学習、小論文やディベートなども、キャリア教育の視点から多く行います。
また、「振り返り」や「錬成会」「黙想会」も、キャリア教育につながる重要な活動です。

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進学指導を強化

高校卒業後の進路は多様です。例年国公立大はじめ、関関同立、早慶上智、医歯薬系大学など、ほぼ100パーセントが4年制大学に進学しています。
本校は指定校推薦枠も多くいただいており、関西学院、上智、同志社、立命館、関西大など多数の大学に推薦で進学できます。AO入試で進学する生徒も多くいます。本校では小学校から調べ学習や自主研究、発表などに取り組んでいて、生徒たちはAO入試にも積極的に挑戦します。例年約6割の生徒が、AO入試も含め推薦で進学しています。聖心女子大学へは姉妹校推薦として、人数枠の制限はありません。

ご家庭の教育への意識も高く、進学指導への期待も年々大きくなっています。そこで今後、学校として一般受験、推薦入試ともにさらにしっかりとサポートしていきたいと考えます。

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伝統こそ新しい

今、国は21世紀を生きる子どもたちに育てるべき力として、自ら課題を発見し、自ら考え、解決する力や、多様な人々と連携・協働する力、自分の人生や社会に学びを生かそうとする人間性の育成を掲げています。そのために、授業では子どもが主体となって、友だちと対話し、協働して学ぶアクティブラーニングなどが打ち出されています。

聖心女子学院の教育理念は、「世界の一員としての連帯感と使命感を持って、より良い社会を築くことに貢献する賢明な女性の育成」です。
学院の母体であるフランスの修道会「聖心会」の創立者、聖マクダレナ・ソフィア・バラは、教育について「主体的、対話的学び」というアイディアをすでに持っていました。マザー・バラは19世紀初頭に女子のための学校を開校し、教育者としてつねにカリキュラムを更新しました。新しい時代を生きる子どもたちにふさわしい教育をめざしていたのです。その精神は、そのまま学院に受け継がれています。

本校の教育こそ、21世紀にふさわしいと考えます。本校の伝統のなかに、新しさを見出すことができます。「伝統こそ新しい」――これを合言葉として、4-4-4制の12年一貫教育を今後もさらに発展させていきます。

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4-4-4制による教育の特長

12年一貫教育として、StageT(1〜4年生:小学1〜4年生)、StageU(5〜8年生:小学5〜中学2年生)、StageV(9〜12年生:中学3〜高校3年生)の3つのステージに区切り、カリキュラムを編成しています。

この区切りの特長は、女子の成長の節目に合わせていることです。そしてもう一つ重要な特長は、本校の子どもたちに合わせたカリキュラムであるということです。

本校の子どもたちは学習能力や意欲が高く、自学自習が身についています。授業での学習範囲にとらわれず、自分でどんどん本を読んだり、調べたりして、自ら知識を広げ、学ぶ子どもが多い。本校の4-4-4制のカリキュラムは、そうした子どもたちにふさわしいものとなっています。


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教員が連携し、授業を効率化する

たとえば、国語の教科書に出てくる新しい漢字は、大半の子どもたちがすでに読み書きできます。本好きな子どもたちは、読書から自然に漢字や語彙を学んでいます。日常生活のなかでも、教科書以外の漢字にたくさん触れることができます。

そこで、漢字についてはStageTで、小学校5年間で学ぶべき漢字を読めるようにしています。古典の基本も小学校から学習します。算数など他教科も、学年の枠を越え、ステージごとの大きな枠組みのなかで学びを進めていきます。
また、1〜4年生は45分授業ですが、2017年の新学期よりStageU以上、つまり5年生以上はすべて50分授業を行っています。

こうした4-4-4制による教育を進めるためには、小学校、中学校、高校の教員同士の連携が不可欠です。たとえば、7年生の国語や数学、社会などは、小学校の学習と重複する部分があります。そうした重複を避けるために、小中高の教員が互いの学習内容についてよく理解しておかなくてはいけません。そこで、5・6年生の国語・算数は、中学と小学校の教員のティームティーチングによる授業も行っています。

 
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学びを深め、課題解決力を養う

学校間の連携は、実際は容易なことではありません。ふつうはそれぞれの学校が独立して教育を行っているからです。しかし、本校は12年一貫教育の学校として、教員たちで連携の意識を高め、実践しています。それによって学びの重複を省き、授業の効率化を図ります。

効率化とは、単に先取り学習をするということではありません。本校の子どもたちに身につけさせたいのは、自ら学ぶ力です。たとえば、分からない漢字が出てきたら先生に聞くのではなく、自分で調べ、解決する能力です。そのためには、「どのように学ぶか」を知っていなくてはなりません。そこで、漢字を調べるために漢和辞典というものがあることを教え、辞書の引き方を教える。それによって、「どのように学ぶか」「自分に何ができるか」を子ども自身が確認し、実践します。本校は図書館教育や情報教育なども充実しており、低学年から自学自習に取り組んでいます。

こうした教育は、子どもにとってよりハードルの高い、密度の濃い学びになります。自分で解決すべきことは予習・復習によって各自で行い、授業では教科についてより専門的に学びます。そして、調べ学習や発表などを多く行い、思考力や表現力、課題解決力を養います。
子どもたちの主体的で探究的な学びを充実させ、一人ひとりの資質を高めたい。それが本校の12年一貫教育のめざすところです。

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部活や行事、豊かな活動ができる12年間


子ども一人ひとりへのきめ細かい対応も行います。基礎基本は小テストなどでしっかりと身につけさせ、定着が不十分な子どもは放課後に補習を行います。
そして、4-4-4制による教育を、高校卒業後の進路実現にもつなげていきます。
高校課程では選択科目を多く設置し、自分の進路に合ったものを選んで学習できます。文系、理系・医歯薬系、芸術系受験などに必要な科目をそろえています。また中高で夏期講座や特別講習を行います。卒業生は例年、東大や京大、大阪大、神戸大などの国公立や私立難関大、医科大などへ進学しています。

12年間一貫教育によって、子どもの高い意欲や能力を伸ばしたいと思います。それは、勉強だけが大切という意味ではありません。むしろ小学校の頃から、勉強ばかりでなく様々な活動に参加していた子どもこそが、東大などに進学しています。児童・生徒会活動や行事、部活などに精を出していた子どもが、自分の希望進路を実現しています。

たっぷりとした時間のなかで、いろいろなことに挑戦し、自分のしたいこと、するべきことを自ら考える力や、意欲を養ってほしいと思います。子どもの力を総合的に育むことが、12年一貫教育の理念です。

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日本の教育が大きく変わる


今、日本の教育は大きな転換期にあります。国は2020年より新しいカリキュラムによる教育を、まず小学校から全面実施させます。そのカリキュラムの基本方針として、「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」を重視する授業を挙げています。

これまでの日本の教育は「何を学ぶか」に重点を置いていました。その方針からの大きな転換です。知識の習得そのものに重点を置くのではなく、得た知識を使って自ら思考し、判断したり表現したりする力の育成に重点が置かれます。そして、これらの力を、子どもが周囲の人たちと対話しながら自ら養っていくことが大切になります。

また、2020年より大学の新入試制度がスタートし、論理的思考力や表現力などに重点を置いた入試となります。

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さらによい教育をめざして

国が打ち出した新しい教育方針は、本校にとって決して新しいものではありません。本校はすでに12年一貫教育による新しいカリキュラムを2005年より検討しており、その基本方針は国の方針とも重なります。カリキュラムは小中高の全教員の力を結集し、歳月をかけて作り上げました。21世紀にふさわしい教育システムであると確信しています。

12年一貫教育をもっと充実させていくために、今後は研究会なども予定しています。本校の教育を外に向けて発信し積極的に情報交換し、さらによい教育へと高めていきます。

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卒業を控えた12年生が語りました
〜12年間の小林生活を振り返って〜

M.Aさん(関西学院大学)
R.Kさん(聖心女子大学)
M.Nさん(上智大学)
Y.Yさん(同志社大学)
(   )は卒業後の進路。
以下敬称略

みんながリーダーになれる学校

 

M.Aさん

M.A 私の学校生活のいちばんの思い出は行事です。
4月のバザーや5月の学院祭、10月の体育祭など、行事はすべて生徒が運営するのが小林聖心のスタイル。
私は小学校のときは児童会の書記でした。
中学では生徒会の副会長、高校も生徒会副会長を務め、行事の運営にずっとかかわってきました。

大きな行事は高校生がリーダーです。学院祭やバザーなどでは、生徒会が中心になって「コミティー」という運営委員会を組織します。委員会は食品係や会場係などたくさんの部署に分かれ、準備から本番、後片付けまですべて係が進めます。私は食品係のリーダーを担当しました。お弁当やお菓子などの内容がここに入ります。業者への発注、搬入、当日の会場への品出しなど、とても忙しかったですが、やりがいがありました。

R.Kさん

R.K 行事のときにはシスター(校長先生)から必ず「今日はよく考えて行動しなさい」と言われます。生徒が責任を持って行事を運営しなくてはならないから。でも、バザーとか体育祭とか自分たちで運営するってどういうことなのか、私は中学のころはまだよくわかりませんでした。高校になって、バザーの「コミティー」で食券係のリーダーをしたときに、その意味がよく分かりました。いまこの状況で自分に何ができるか、何が求められているかを考えて行動するということなんです。

Y.Yさん

Y.Y 私もM.Aさんたちとずっといっしょに生徒会をしました。私は小学校のときは児童会会長、中学・高校では生徒会の議長を務めました。この学校は生徒会だけでなく、みんながリーダーになれる学校です。たとえば、学院祭のときは会場準備のために教室の机と椅子を大移動させます。そのとき高校生がリーダーとなって、中学生をまとめます。リーダーシップを養う機会がたくさんある学校です。

沈黙し、振り返り、自分や友だちのことを考える

 

R.K 学校生活のなかでずっとやってきたことは、なんといっても「振り返り」です。小学校のときから、いつも行ってきました。たとえば行事のあと。「高校English Day」というクラスみんなで取り組む英語発表会の行事があるんですが、そのときも振り返りました。まわりと協力できたか、自分の役割を果たせたか……白紙の振り返り用紙に、それぞれ考えたことを書きます。振り返ることは大変。でも、それによって、人として何を学んだのかを考えることができます。

M.Nさん

M.N 宗教の時間は、「静座」します。ゆっくりと呼吸し、心を整えます。それと「黙想会」も印象深いです。黙想して、じっくりと振り返りを行い、自分とまわりの人たちとのかかわりを考えます。高校のときの「黙想会」では、共生についての神父様の講話が印象的でした。講話の後、各自で考える。黙想する人、ノートに書く人、祈る人……それぞれです。これを2日間繰り返します。しんどかったけれど、自分のなかにすごく残っています。

R.K そうやって振り返り、考えたことや思ったことが、後々の人とのかかわり方につながっていると思います。私はこの学校で学んできたことを、姉妹校の大学でも続けて学びたいと思い、聖心女子大学を選びました。

M.A 小林聖心は、沈黙や静けさが大切にされる落ち着いた学校です。それはとても良いと思います。でも、私は高校卒業後はまた違う雰囲気のなかで学んでみたいと思い、関西学院大学を選びました。

 

英語教育と第2外国語

 

M.N 私はもとから英語に興味があって、この学校は英語に触れる機会がたくさんあるのがよかったです。小学校のときは、高校に来ている留学生との交流会「ジャパン・フェスティバル」が楽しかったです。中高の英語発表会や暗誦大会では、クラスで協力して英語劇などを発表しました。みんな英語の上達に役立ちます。それから、海外体験学習もあります。私はアメリカのシアトルで、姉妹校の生徒たちと交流しました。これらの経験が上智大学の進路へとつながったと思います。英検は12年生で準1級を取得しました。

R.K 小林聖心では第2外国語の選択科目があり、フランス語とハングル語が学べます。私はハングル語の勉強を11年生から始め、12年生でハングル語の授業を選択しました。M.Aさんもハングル語を選択していたから、いっしょに学んできました。英語は授業できちんと教わるので、第2外国語も勉強しようと。英語の授業はとても充実しています。

M.N そう、ほんとに充実しています。高校生になってからは、私は多いときは選択科目を含めて週8〜9時間、英語の授業を取ってました。しんどかった(笑)。なにしろ選択クラスは8人中4人が帰国子女です。はじめは彼女たちがすごくうらやましくて。授業も苦しかったけれど、鍛えられました。

Y.Y 私も英語が好きで、スピーチコンテストが思い出深いです。5年生のとき初めて外部のスピーチコンテストに出場して、全国大会で1位になりました。2位も本校の児童でした。コンテストのためにネイティブの先生が熱心に指導してくれたのを覚えています。8年のときもスピーチコンテストに出場し、1位を取りました。この学校の英語教育はすばらしいと思います。それに、私たちのいろんなチャレンジを応援してくれる学校です。進学先の同志社大学ではフレックス複合学部を選びましたが、この学部は海外大学との交流や、短期留学などがあります。ぜひいろいろなことにチャレンジしてみたいです。

 

12年間で育まれる学年愛

 

R.K 12年の間に、私たちは友だちのことを受け入れることができるようになります。そして、支え合います。たとえばクラスや全校の前で発表する機会がたくさんあるんですが、そのときもお互いに応援します。全校で行う英語発表会とか、クラスごとの英語プレゼンテーションとか。国語の授業では、中学・高校それぞれクラスで5分間スピーチもやります。高校のスピーチは自由テーマで、自分の関心のあることについて話します。私は大阪の街で夜遊びする未成年を帰宅させる「夜回り隊」についてスピーチしました。「夜回り隊」という大人たちのボランティア活動があることをニュースで知り、関心を持ったんです。こういうスピーチのときも、みんなで応援し合いました。

Y.Y この学校は自分を自由に表現できるんです。みんな自分の好きなことをやります。私は部活はイングリッシュドラマクラブで、高校では副部長を務めました。中高合同で、後輩は60人。副部長としてリーダーシップが養われたと思います。そのときもみんなが支えてくれました。クラブは2人のネイティブの先生が指導してくれて、毎年学院祭で英語劇を発表します。高校3年の最後の学院祭では『美女と野獣』をやって、私は野獣を演じました。

M.A Y.Yさんは舞台に立つと、声もふだんと全然違ってびっくりです(笑)。とても低くて大きな声で、演技も立派でした。

Y.Y 女子校だからなんでもできます(笑)。みんな仲間だから応援してくれました。私たちの学校は、みんなすごく仲がいいんです。

M.A そうそう、中学から入学した友だちともとても仲がいいですね。

R.K だれが中学から入ったかとか、わからないくらい。私たちには共有できる思い出がたくさんあります。

M.N 私たちは互いにすべてを知っていて、なんでも話せる。そういう信頼関係があります。

M.A 特に、学年への愛が生まれます。中学のときはもめたり食い違ったり、うまくいかないことが多かった。それが高校になると、ピタッと一つになれる。

Y.Y うん、うん、そう! 友だちグループとかはない。学年で一つなんです。

M.N 中学のときはけんかしたけど、でもこの人はこういう人なのだと、高校生になると分かり合える。

R.K 小学校のときのけんかも、今では笑い話(笑)。仲良くなっています。

M.A そうそう(笑)。

M.N 学年全員が友だちです。声を聞くだけで、だれだかわかります。良いところも悪いところも互いに分かってる。

R.K 12年という長い年月をいっしょに過ごすことで、みんなつながる。「黙想会」では相手を受け入れることについても考えましたね。

M.A 相手のいいところ探しもやったね。

R.K 12年間のなかで、私たちは互いに意見を率直に話し合えるようになれる。それが小林聖心のいちばんの良さだと思います。

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