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取材特集 小林聖心女子学院小学校  
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小林聖心女子学院小学校

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真のグローバル教育をめざして

 

キリスト教カトリックの修道会のシスターたちによって、大正期に創立された小林聖心女子学院小学校。創立当初より英語が日常的に話されるというグローバルな校風のなかで、子どもたちは教育を受けました。

グローバルな校風は現在も変わることなく、「世界の一員としての連帯感と使命感をもって、より良い社会を築くことに貢献する賢明な女性の育成」を教育理念として、21世紀にふさわしい教育を行っています。

小林聖心女子学院小学校のグローバル教育について、お話をうかがいました。

 

校長 シスター 棚瀬 佐知子 先生のお話

 
     

教務主任 藤本 雅司 先生のお話

 
     

英語科教諭 佐伯 恭子 先生のお話

 

 


世界に開かれた学校

 

聖心女子学院は、全世界というビジョンをもって創立された学校です。学院の母体となったカトリック女子修道会「聖心会」は、1800年にフランス・パリで創立されました。まさにフランス革命後の混乱期にあり、親を亡くした貴族の子どもや、貧しい子どもが社会のなかに投げ出されていました。特に女の子は、満足な教育が受けられない時代でした。


創立者の聖マグダレナ・ソフィア・バラは、そうした女の子たちがしっかりと自立して生きることができるよう教育するために、聖心会をつくったのです。そこに流れる精神は、「一人ひとりが神の愛を受けたかけがえのない存在」であるというものです.。

女性の教育が遅れていたのはフランスだけではありません。アフリカやアジアなど、女性への教育は世界的に遅れていました。聖マグダレナ・ソフィア・バラは、こうした状況を変えるために 、男子が受けていた教育と同じ内容のカリキュラムをつくりました。
そして、聖心会のシスターたちはこのカリキュラムを携え、世界の一員としての連帯感と使命感を持った女性を育成するという理念のもと、世界に広がり、学校を創りました。

 

聖心女子学院の姉妹校は、2015年現在世界30カ国、147校に上ります。すべて共通の教育理念を持ち、世界に開かれた学校として、伝統的にグローバルな視点で教育を行っています。それは、どの国の人もどの文化も大切だという世界観、人間観にもとづくものです。

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「Trans-Border−共感から対話、そして共生へ−」

グローバル教育として最も大切なことは、学院の教育理念にもある「連帯感・使命感」です。世界に目を向けて連帯感や使命感を持つこと。これを子どもたちにしっかりと育みたいと思います。

子どもたちには、日常的に世界について話をします。たとえば朝夕のお祈りの時間には、フィリピンの洪水やネパールの大地震など世界の出来事の話をして、その国の人のために祈ります。そうした苦難にある人たちのために募金活動もします。

私は毎年、小学校6年生と、中学3年生、高校3年生のすべての児童・生徒と面接をします。そのとき、高校3年生のほとんどの生徒が、分野はそれぞれ異なりますが、世界とかかわりながら仕事をしたいという話をしてくれます。

本校の生徒たちは活発で活動的です。国や文化の違いを尊重し、人とともに生きるという考えを持ち、開かれた心と実行力を備えること。これがグローバル社会を生きる人間としての基本ではないでしょうか。本校ではこうした内面を育てることを、グローバル教育として最も重視します。

グローバル教育のモットーとして、「Trans-Border−共感から対話、そして共生へ−」を掲げています。このモットーのもと、「連帯感・使命感」をはじめ、「内面性・関わり能力」「言葉による表現力」「生きた英語の力」の4つの柱を据えて教育を行います。

本校のグローバル教育の大きな力となるものが、国内外の姉妹校とのネットワークです。児童・生徒、教員、みんなが交流し、世界の問題を共有します。こうした交流の場が身近にあることは、聖心女子学院ならではの特色です。交流を通して、開かれた心と英語力を大いに培ってほしいと思います。

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「ソフィータイム」で行う国際理解教育


 

グローバル教育として、本校が力を入れる6年生の「ソフィータイム」での取り組みを紹介したいと思います。
ソフィータイムは総合的な学習の時間に相当するもので、子どもが自ら調べ、自ら課題解決する学習が中心となります。

 

6年生のソフィータイムは「国際理解」が大きなテーマです。
「国際理解」のために必要な学びとは何でしょう。それはまず、日本のよさや日本らしさを知ること。そして、それを上手に伝えるということです。日本の文化・歴史の学びは、海外の文化も等しく大切であるという気づきにもつながります。
もう一つは、心の国際交流を行うこと。つたない英語であっても、それを自ら使って交流することです。

6年生のソフィータイムでは、この二つをねらいとした活動を行います。そのための中心的な役割を果たす行事が「ジャパン・フェスティバル」です。本校の高校で受け入れている留学生を6年生が招いて、楽しく交流する機会がジャパン・フェスティバルです。

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姉妹校の留学生と交流する「ジャパン・フェスティバル」

高校には、各国姉妹校より年間およそ30人〜40人もの留学生が入れ替わりやって来て、本校の生徒たちとともに学んでいます。6年生の児童も留学生のお姉さんたちと交流する「ジャパン・フェスティバル」を心から楽しみしています。

ソフィータイムで、6年生は「ジャパン・フェスティバル」を意識して日本を紹介するためのテーマを各自で設定し、調べ学習をします。正月、おせち料理、着物、和菓子、茶道、生け花、習字、お祭り、そろばん、歌舞伎……子どもたちは思い思いのテーマで調べています。

 


1学期の修学旅行や2学期の日帰り校外学習も、「日本」がテーマです。修学旅行は山陰地方で、鳥取砂丘や天橋立などを訪れます。校外学習では二条城と能舞台を見学します。子どもたちはこれらの「日本を知る・感じる」体験に心から感激します。

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英語が通じた喜び、おもてなしの喜びを味わう

2学期末はいよいよ「ジャパン・フェスティバル」です。ソフィータイムの時間に留学生を招き、文字通り日本を紹介するために、留学生と共に楽しい時間を過ごすようにワークショップを開きます。自分たちの調べ学習をもとに、留学生たちに日本を体験してもらうのです。

生け花、着付け、お茶と和菓子、コマ回し、足湯、屋台の射的、御神輿、花いちもんめ……楽しいワークショップを子どもたちが考え、準備します。射的や御神輿なども子どもたちが作ります。
交流は英語で行います。日本文化の紹介も英語で行います。その英文はネイティブ教員のサポートを受けながら、子どもが自分で書きます。

 


日本文化を伝えたいという意欲と、そのために英語も話せなくてはという意欲。子どもたちは二つの意欲をもってフェスティバルに臨み、やってみたら英語が通じた! おもてなしができた! という大きな喜びを得ています。

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教科との連動も大切に


ソフィータイムでの活動は、本校のグローバル教育のモットーである「Trans-Border〜共感から対話、そして共生へ〜」の実践です。「連帯感・使命感」「内面性・関わり能力」「言葉による表現力」「生きた英語の力」の4つを培う活動となっています。

また、ソフィータイムと教科との連動も意識しています。6年生は社会科で日本史を学びます。日本を紹介するための調べ学習は卒業論文としてまとめ、1冊の文集にします。この活動は国語の学びでもあります。手書きでまとめるのですが、女子児童は物事を丁寧に仕上げるのが得意です。みんな心を込めて、とてもきれいな字で書きます。卒論文集は小学校卒業のとき、アルバムとともに贈ります。子どもたちにとってすばらしい記念となるでしょう。

 


本校ではこれからも、国際理解のための生きた学びを大切にして、グローバル教育を進めていきます。
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1年生から英語のみの授業

 

英語の授業は1年生から6年生まで週2時間で、1クラスを2つのグループに分けて行います。1グループ15人前後の少人数授業だから、一人ひとりにきめ細かく教えることができます。片方のグループをネイティブ教員が担当し、もう一方を日本人の英語専科教員が担当します。両グループとも週2時間のうち1時間はネイティブ教員による授業です。


1年生から基本的に英語のみで授業を進めます。低学年は英語の「音」に親しむことをねらいとして、歌やチャンツなどを交えながら、発音をしっかりと指導します。また、先生の口をよく見て発音を真似ること、クラスルームマナーを守ることによって、しっかりと集中することを早い時期から徹底しています。6年間で美しい発音や、英語を聞き取る力を育てるためです。

低学年からクラス内の発表や舞台発表なども行います。女子校だからみんなのびのびとして、恥ずかしがることもありません。本校は帰国子女も多く、英語の得意な子どももいます。そうした子どもが友だちに教えてあげる姿も見られます。

 


 

2年生からは、Oxford社のテキストを使用します。テキストを用いることによって、文字を読むことも少しずつ始めていきます。「聞く」「話す」中心の学習から、音と文字の関係を学ぶフォニックス指導もします。3年生からはアルファベットを書く練習もします。比較級や過去形など中学生レベルの学習も高学年で行います。これは聞く力や話す力を伸ばす過程で自然に学んでいくもので、中学英語の準備となります。また、本校の6年間で特に聞き取る力が伸びます。


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「コミュニケーションの道具」として英語を学ぶ


英語はスパイラルで学んでいきます。子どもたちは、学年が進んでも、前の学年の復習をしながら何度も繰り返し練習します。

英語の授業では、一年生から始業時には英語でお祈りをしたり、宗教行事で歌う英語の歌を美しい発音で歌えるように、発音指導も行ったりしています。日常の生活にできるだけ英語を取り入れることで、英語が「コミュニケーションの道具」であることを意識させます。また、海外の姉妹校からの留学生やお客様をお迎えする機会をもつことで、自国の文化について理解を深め、発表したり、伝えたりする喜びを実感することができます。その結果、間違いを恐れずに英語を話し、コミュニケーションをとる態度が小学生という早い時期から身についていくのです。

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英語発表会でマララさんのスピーチを暗誦


毎年11月に行われる西日本私立小学校連合のレシテーションコンテストには、例年高学年の代表者2名が出場し、優秀な成績を収めています。代表者を選ぶために校内でオーディションを行いますが、毎年多くの子どもたちが立候補します。

そうしたチャレンジ精神旺盛な本校の子どもたちのために、全校朝礼のときなどに、発表の機会を設けています。朝礼で上級生のお姉さんが見事なレシテーションを発表する姿に下級生はあこがれて、自分もがんばろうと意欲が湧きますね。

2年に1度行う英語発表会では全学年がそろい、学年ごとに舞台で発表します。去年の英語発表会では、5年生はマララさんのスピーチの一部を暗誦しました。“I  speak –not for myself ,but for all girls and boys.…(中略)…One child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education First.”
2014年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞した、マララ・ユスフザイの国連での名スピーチです。

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人に尽くす心と英語を話す力を育む


本校は創立時から国際性豊かな学校です。創立当初からたくさんの外国人シスターがいらっしゃり、当時は学内のコミュニケーションがすべて英語で行われていたという歴史的背景から、子どもたちにとって、日常生活で英語を聞いたり話したりするということが当たり前という伝統が根付いていると思います。子どもたちが生きた英語に触れることによって、将来、自分の意見や考えをきちんと英語で表現できるための基盤となるものを、小学校6年間で育んでいきたいと思っています。

 

アジアの国々との交流も早くから行い、高校生によるフィリピンでの体験学習は30年間続けています。韓国、タイ、カンボジア、台湾での体験学習も行います。アジア以外では、アメリカやオーストラリアなどでの短期留学・体験学習も実施します。どのプログラムにおいても、生徒たちは、その後の生き方を左右するような体験や出会いをしてきます。特に、アジアでの交流は生徒に大きな影響を与えます。カルチャーショックを受けてものの考え方が変わり、人に尽くすことの大切さに気づきます。それは、海外に出て英語を話す体験を通して得た気づきです。

世界に目を向けた奉仕活動や姉妹校との国際交流を通して、普段学んでいる英語が、世界の人々とコミュニケーションするための道具であるということを、子どもたちは理解できているようです。

 

本校ではグローバル教育として、人に尽くす心と英語でコミュニケーションできる力、両者が重なる教育を行っています。これからもこの方針は変わることはありません。内面の成長を大切にしながら、英語力を高めていきます。

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取材協力
小林聖心女子学院小学校
〒665-0073 兵庫県宝塚市塔の町3-113
TEL  0797-71-7321
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