お受験じょうほう(関西版)
取材特集 小林聖心女子学院小学校  
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小林聖心女子学院小学校

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小林聖心女子学院小学校の教育の特色

日本の女子教育の先駆けとして、明治期に東京にて創立された聖心女子学院。建学の精神も新しい時代にふさわしく、知性と実行力、謙遜な心を備え、いつの時代にあっても感謝と喜びのうちに人とともに生きる賢明な女性の育成、そして社会貢献できる女性の育成をめざしました。
この建学の精神を受け継ぎ、小林聖心女子学院は大正期に創立。2013年に創立90周年を迎えました。

現在聖心女子学院では、小学校から大学まで全国7校の姉妹校、さらに世界30カ国に広がる海外姉妹校とともに教育を展開。同じ建学の精神を基盤として、各校が特色ある教育を行っています。

小林聖心女子学院の教育の特色について、お話をうかがいました。

 

小学校教頭 河本 周介 先生のお話

 
     

生活指導主任 百々 美佐子 先生のお話

 
     

図書館司書 合屋 月子(ごうや つきこ) さんのお話

 

 


12年一貫教育のなかで生涯の友を得る

まず本校の最も大きな特色は、小学校から高校まで12年間の一貫教育を行っていることです。小学校からほぼ全員が中学・高校へ内部進学します。中学・高校受験がないため、受験勉強ではない真の学びができます。
小学生から高校生まで一つのキャンパスで学ぶことも特色の一つです。アクセスがよく、しかも緑豊かな自然に恵まれたキャンパスで、異年齢の子どもたちがともに学校生活を送っています。

こうした環境だから、児童・生徒、教員、みんなとても仲がいい。OGのネットワークも強く、高校卒業後別々の大学に進んでも、ずっとつき合いが続きます。東京の大学に進んだOGたちは互いに連絡し、助け合っています。

卒業生たちはヨコのつながりだけでなくタテのつながりもできます。これも12年間をともに過ごす学校だからこそではないでしょうか。
同窓生同士、自分の仕事抜きで親しいつきあいが続くという点も、女子校ならではかもしれません。職業に関係なく友だちとしてのつきあいがずっと続きます。

OGたちは母校に愛着を持っていて、学校とのかかわりも長く続きます。学校としても卒業生にいろいろと協力してもらっています。
たとえば、本校で50年以上続く毎年のバザーには同窓会も出店します。
小学校の説明会にはOGを招いて話をしてもらいます。これまでにペルー総領事館やJAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務する人、朝日放送アナウンサーなど、さまざまな職業のOGを招いています。

 

社会貢献する人を育てるために〜自ら仕事を見つけ、自ら動く

聖心女子学院創立者の聖マグダレナ・ソフィア・バラは、社会貢献できる女性の育成を重視しました。この精神はずっと生きています。本校の卒業生も社会のいろいろな分野で活躍しています。

卒業生たちからは、社会人になってこの学校での学びが役立ったとの声が聞かれます。委員会活動や行事など学校生活のなかで自ら仕事を見つけて働くことや、あいさつなど基本的な礼儀……本校が変わることなく続けている教育が、社会に出て生かされています。

自ら仕事を見つけ、自ら動く――この方針は小学校でも同じです。本校では委員会活動のことを部活動と呼んでいますが、これは学校生活を児童が自分たちで向上させるための活動です。児童会をはじめ、奉仕部、図書部、運動部、整美部、広報部、放送部、飼育部、園芸部など全部で12の部によって学校自治を行います。

部活動と並んで、クラブ活動も自主性を養う場、そして異学年の友だちとふれあう場となっています。科学やアウトドア、バレーボール、サッカー、アートなど12クラブ設置しています。

   

中学・高校では自治活動はさらに進み、行事などすべて生徒が中心になって運営します。たとえば体育祭。これは校庭に白線を引くなどの準備から当日の進行、後片付けまで生徒が行います。
先ほどお話ししたバザーも同様です。自分たちで仕事を見つけ、自主的に動くことが基本。バザーでは駐車場係も生徒が務め、みなさんを誘導します。

生徒自治は先輩から後輩へ代々受け継がれ、教師もそれを大切にしています。行事の運営など、私たち小学校の教師よりも生徒のほうが詳しいくらいです。

 

英語教育〜1年生より週2時間、少人数教育を実施

学習面の特色として、英語教育が挙げられます。創立時より英語教育に力を入れてきました。
1年生から週2時間、1クラスを2分割し、ネイティブ教員と日本人教員が交互に授業を担当します。
オーラルを重視し、ネイティブ教員の発する言葉を繰り返して練習します。こうして発音から言葉を覚えるようにすると耳がよく育つ。低学年は歌や動作を交えながら楽しく学びます。

中学年以降は音とアルファベット文字の関係が分かるフォニックスも学び、少しずつ読む力もつけていきます。
高学年は留学生との交流も活発です。高校で受け入れている短期・長期の留学生が小学校の授業を受けることもあります。「ソフィータイム」(総合的な学習の時間)での国際交流も行い、留学生に日本文化を紹介するワークショップなどを開きます。子どもたちは図書館で調べながら英語による紹介文をつくったり、ランチをともにしたりして楽しくコミュニケーションします。

2年に1度の英語発表会では、全学年が日ごろ学習した詩や歌、物語の暗誦を学年ごとに発表します。この活動では特に発音やイントネーションを正しく身につけ、生きた英語を話す力を養います。
高学年になるとかなり長い物語をまるで演じるように身振りをつけて暗誦するようになります。関西で行われる私学のレシテーションコンテストでは、本校高学年の児童が例年上位の成績を得ています。このレシテーションコンテストは帰国子女は参加することができませんので、1年生からの英語教育の積み上げが発揮されているといえます。

中学・高校でも少人数授業を行い、話す・聞く・読む・書くの4つの技能をしっかりと身につけていきます。中3でショートエッセイを、高校ではさらに長い英文を書くことができるようになります。英会話も身につき、高校で実施する海外体験学習では、日常会話は問題なくできます。
高校では英語の選択科目も充実し、英語による講義・討論を行うゼミ形式の授業や大学受験対応の授業など、自分の能力や進路に合わせて選べます。

本校は帰国子女や留学生の受け入れを積極的に行っている学校です。日常的に異文化交流ができる環境のなかで、子どもたちは外国人とのコミュニケーションに自然と慣れ、会話力を高めています。
現在、同時通訳の仕事をしている卒業生がいますが、彼女は学生時代に留学しないでこの職業に就きました。「それができたのは小学校からしっかりと英語を学んだから」と言ってくれています。


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40年に及ぶ図書館教育

小林聖心女子学院では創立50周年を迎えた1973年に、中学・高校内に学習センターを設置しました。これは図書館や視聴覚教室などから成るもので、図書館を学習の中心地として重視する方針によってつくられました。学校図書館に専任の司書教諭と専任の司書が常駐するという、全国の学校でも例を見ない画期的で本格的な図書館教育を開始したのです。

中学・高校、小学校の図書館がすべてオンラインでつながっていますので、小学校でも司書の手を通して中学・高校の図書館の本を検索し、借りることができます。2008年には小学校の新校舎竣工を機に、小学校には専任の図書館司書を置き、コンピューター室とともにソフィーセンターとして図書館づくりや図書館教育の中心を担っています。このように充実した図書館教育を行っている学校は現在でも少ないでしょう。
私は日本私立小学校連合会の学校図書館部会委員長を務め、図書館教育の普及にも携わってきました。

本校の図書館教育の一端をご紹介しましょう。低学年では月に2回読書の時間を設けています。図書館でブックトークとして本の紹介をしたり、読み聞かせをしたり、本に親しむための活動をしています。中・高学年は国語の授業内で読書の時間を設けています。
小学校の蔵書は約2万5千冊、中高は約10万冊。児童への年間図書貸し出し数は平均約100冊に及びます。

図書館教育を調べ学習と結びつける

図書館教育は調べ学習をする上でも大切。本校では図書資料を使った調べ学習を重視しています。低学年は生活科や国語科でまず調べ方を指導します。一年生から系統立てて図鑑や百科事典年鑑の使い方、目次や索引の見方などを学んでいます。

たとえば、1年生の国語で「働く車」をテーマに各自が図書館で調べ、1枚の画用紙に絵と文でまとめます。1年生でもちゃんと調べることができ、自分なりに文章も書きます。これをクラスで綴じると、1冊の本ができあがります。
3年生以降は総合的な学習の時間として「ソフィータイム」を設置し、自分でテーマを設定し、調査のプロセスを踏みながらまとめる活動をします。他教科でも図書館を使った調べ学習を行います。


「ソフィータイム」は体験と調べ学習の両方を行い、それをまとめ、発表し、振り返ることまでする時間です。3年生は「お店」がテーマ。お店について資料を調べ、それを踏まえて地域のお店で実習します。4年生のテーマは「水を通して環境を考える」、5年生は「食について」、6年生は「国際交流」。児童たちは積極的に図書館を利用します。

 

教員も図書館を積極活用


本校では教員も図書利用の意識が高く、授業の教材研究などで図書館を日常的に活用します。司書にもよく相談します。教材に関連した資料請求をすると、司書が小学校の図書館を探すだけでなく、中高の学習センターや地域図書館を検索してくれます。

教材研究だけでなく、図書館はいろいろな場面で役立ってくれます。
かつて私が担任を持ったクラスでのことです。ある児童が悩みを抱えていて、それをクラスのみんなに伝えてほしいと、その児童が私に言ってきたのです。

さて、どうしたらいいか。私は司書に相談に行きました。すると、司書が1冊の本を探してくれたのです。私はその本を用いてクラスに話をしました。みんなわかってくれたかな……ちょっと心配でしたが、子どもたちはその本によって、子どもたちなりに悩みごとについて理解し、受け止めてくれました。

子どもたちは図書館が大好きです。1年生もすてきな図書館だと喜んで通います。それには図書館指導のほかに、いろいろな楽しい工夫があるのです。
それについてはこのあと図書館司書から直接話してもらうことにします。

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子どもが「ほっこり」できる場所


私がまず大切にしているのは、図書館が子どもにとって楽しい場であることです。親しみが持て、リラックスできる場であってほしいと思っています。新入生向けのオリエンテーションでは、図書館は「ほっこりする場」でもあります、と児童に話します。
そして、図書館とは疑問を解決できるところであること、生涯利用できる場所であることを子どもたちに伝えていきます。

館内づくりも大事です。楽しく温かい雰囲気で子どもを迎えるために、飾りつけを手づくりしたり、ぬいぐるみを置いたり、……キノコの形をしたかわいい小さな椅子も置いてありますが、子どもにとても人気で取り合いになります(笑)。私が偶然お店で見つけて購入したものですが、子どもはこの椅子に座って本を読んでいる姿がとてもほほえましいです。


学習の助けとなる飾りつけも大事です。調べ学習は“6つのステップ”に従って行うのですが、そのステップを葉っぱのカードにして天井から吊るしたりしています。6つのステップは次の通りです。
1.テーマを決める
2.調べ方を決める
3.情報をあつめる
4.情報をえらぶ
5.まとめる
6.ふりかえる

 

豊かな本の世界に出合えるように

子どもたちが自分の好きな本だけでなくいろんな分野の本に出合えるよう、図書紹介コーナーをつくり、季節や行事に関連づけるなどさまざまなアプローチをします。今はちょうど3月だから、6年生に向けて「卒業するあなたに」をテーマに図書をそろえました。また、中学校から壺井栄や夏目漱石などの課題図書が出されているので、学習センターとも連携して各20冊ほどの複本を用意して特設コーナーも作っています。

校内のニュースや社会の出来事など旬の話題にちなんだ図書紹介も心がけます。昨年、本校中学3年生が日本学生科学賞に応募し、「ミツバチの巣室の形の謎を解く」という研究テーマで日本科学未来館賞を受賞しました。嬉しいニュースを聞いて、さっそくミツバチに関連した図書コーナーをつくりました。 自然科学分野に興味をもつきかっけになってくれればと思います。

図書の分類・配置は最も大切にしています。本校は一般図書館と同様に構成しています。0総記・1哲学、2歴史、3社会、4歴史、5工学……この分類・配置を歌にしているので、子どもはすぐに覚えて歌っています。

カウンセリングの場としても


毎日たくさんの児童が図書館を利用します。わたしのところにいろいろ質問をしに来ます。この前は校内で蝋梅の花が咲いているのを見つけた2年生が、「蝋梅はどうやって育てるの?」と本をさがしにきたり、ある6年生の児童は 「お話を書きたい」と、自分で考えたプロットを見せに来ました。「どんな賞に応募すればいいの?」と相談を受けました。 授業で先生に質問し「先生もわからないな」と言われたときは、子どもが図書館に調べに来て、先生に教えてあげています(笑)。

なかには悩みを打ち明けに来る子どももいます。クラスの友だちとけんかしたとか……。そんなときはまず話をじっくりと聞きます。そして、悩みに合わせて本を紹介したりして、子どもの手助けをします。

私も小林聖心女子学院の卒業生です。後輩たちのために、今後もより魅力ある図書館をつくっていきたいです。

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取材協力
小林聖心女子学院小学校
〒665-0073 兵庫県宝塚市塔の町3-113
TEL  0797-71-7321
FAX  0797-72-5716
HP  http://www.oby-sacred-heart.ed.jp/index.html

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