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取材特集 関西大学初等部  
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関西大学初等部

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関西大学初等部の教育の特色

2010年に産声を上げた関西大学初等部。創立128年の歴史を誇る関西大学が新しい時代をリードする人材を育てるために、満を持して開校しました。自らの学びを21世紀の社会に生かすことのできる「高い人間力」の育成をめざします。そのための教育の柱は4つ――
 確かな学力
 国際理解力
 健やかな体
 情感豊かな心
初・中・高12年間を通じて、これら4つの教育に取り組んでいます。

その教育の特色について、お話をうかがいました。

関西大学初等部 校長 田中 明文先生のお話

 


田中 明文 校長先生

教育の第一の特色は、初等部から高等部まで一つのキャンパス・一つの校舎で12年一貫教育を行うことです。
初等部開校の初年度は1年生から3年生までを募集し、昨年2013年に全学年がそろいました。今年度3月に第1回の卒業生を送り出したところです。

高槻ミューズキャンパスの名称に用いた「ミューズ」とは、学芸の女神「MUSE」に由来しています。この名にふさわしく、マルチメディアルームや英語教室、2つの図書館、電子黒板の設置された各教室、室内温水プール、直線で100m走路のとれる広々とした人工芝グラウンドなど、確かな学力・国際理解力・健やかな体・情感豊かな心を育むための最新の施設が充実しています。

このキャンパスで初等部から高等部まで、さらに関西大学社会安全学部および大学院社会安全研究科がともに学んでいます。初等部から高等部の児童生徒が一つの校舎内で過ごすのも、本校ならではとなっています。

こうした環境は、児童生徒の成長にとてもよい影響を与えます。初等部の児童にとっては、中等部・高等部の生徒はお兄さんやお姉さんのようなもの。自分の成長する先の姿がそこに見える。登校も上級生の姿があるので安心です。

中等部・高等部の生徒は、ずっと同じキャンパスで過ごすのでいつも自分の小学校時代を振り返ることができる。恩師も見守ってくれている。すぐそばに弟・妹のような存在の後輩もいる。思春期にある中・高校生にはそうした環境が心の安定につながります。

 
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12年一貫教育の中心に据えているのが「思考力の養成」です。思考力は21世紀のグローバル社会で最も必要な能力とされており、さらに、学んだことを実際に生かし、自ら問題解決する力が求められています。
ところが、日本の子どもは世界の子どもたちに比べ、考える力が十分に養われていないことが明らかになっています。

では、どうすれば思考力は育つのでしょう。それには教師が「なぜですか?」と問いかけるだけではだめで、「何を、どのようにして」考えたらいいのか考えるための具体的なスキルをしっかりと教えていく必要がある。そのことで、子どもたちの「考えるための引き出し」をふやしたいと考えます。

そこで、本校では子どもの「思考力」を育てるための新しい教育を開発・実践しています。現在ではこの実践が注目を集めており、全国の学校から先生たちが研修に訪れます。
思考力を伸ばすための新しい教育について、次にお話ししましょう。

 
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本校独自に「ミューズ学習」と呼ぶ特設の時間を設置しています。ものの考え方、すなわち“思考スキル”を学ぶための時間です。年間で約12時間の実施を基本とし、「考えることを考える」学習を進めていきます。そしてこのミューズ学習での学びを、各教科や総合的な学習の時間に生かしていきます。

子どもたちに、「考えるわざ」として提示している思考スキルを、本校では「比較する」「分類する」「多面的にみる」「関連づける」「構造化する」「評価する」の6つにしぼっています。それぞれ学年ごとに目標を定め、活動を通してこれらのスキルを身につけていきます。

たとえば、「比較する」の1年生の目標は「身の回りのものの同じと違いを見つける」。2人の人間を示し、違いや共通点を考えさせるなどの活動をします。見た目の「同じ」「違い」を考え、みんなで自由に意見を出し合っていく。
続いて2年生の目標は「自分が体験しなければわからないこと(視覚情報以外)から視点を見つける」。これは目に見えないものを比べるにはどうしたらいいか?――ということですね。子どもたちは友だちにインタビューする。「好きなものは?」など自分たちで質問内容を考えながら情報を集めていきます。


こうした活動の助けになるよう、考えを整理するためのチャートもつくりました。ベン図、Xチャート、「なぜ」「なに」シート、ボーン図、ピラミッドチャート、PMI、コンセプトマップなどシンキングツールと呼んでいるものです。これらを使って自分の頭のなかにあるものを外に出し、整理し、目に見えるようにする。友だちに説明するときも、これを活用することで、よりわかりやすく、論理的に伝えることができます。

考えるという抽象的な営みを、できるだけ具体的な活動にする。また、友だちと学びの交流を進めることで学びが深まったり、広がったりし、考えるスキルを身につけることができる。これがミューズ学習の特色です。

 
     

  ここでの学びは、初等部の教育の柱の一つである「確かな学力」を身につけるうえで大きく役立ちます。

国語や算数等の教科や総合的な学習の時間の学習で子どもたちが「ミューズ学習」で身につけた思考スキルを活用し、内容の理解に役立てます。考える技法を身につけた子どもは教科の理解力も向上し、算数的思考、科学的思考、文章読解などができるようになります。
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「考える」ためには、語彙力を広げることも大切です。そこで読書指導にも力を入れています。教育の柱の一つである「情感豊かな心」を育てるうえでも大切な活動です。

本校は1クラスが約30名で1学年2クラス、全校360名の規模に対して、2つの図書室を設置しています。「はてな館」と「わくわく館」です。「はてな館」には子どもが知りたいと思うような本を、「わくわく館」には読みたいと思うような本をそろえています。それぞれ司書を配置し、読書案内やアドバイスなどを行います。さらに学校図書館教育主任が、12年を見通した図書館教育を推進しています。

 

 

 
「わくわく館」は絵本や映像などをリラックスして見ることができる床暖房完備のフロアや、好きな分野の本を見つけてじっくりと読めるコーナーがあります

「はてな館」は調べ学習などで活用し、グループで話し合いもできるよう、本やパソコンを置ける広い机を設置しています。ICT環境も整備され、オンライン百科事典なども利用できます。


図書館教育は1年生より行います。国語の授業内に週1時間、読書の時間を設け、図書館の役割や意義をしっかりと教えていきます。本の読み方や情報を活用するスキルも教えます。さまざまな本に触れ、ディスカッションも行います。

本キャンパスではレポートやプレゼンテーション、卒論制作など、12年一貫教育のなかで系統的に行っており、初等部から段階を踏んで学んでいきます。その一環としても図書館教育は学びを深めるための土台としてとても大切です。
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教育の柱の一つである国際理解力の育成は、総合的な学習の時間および英語の授業で行っています。
自国の理解と他国の理解、両方を学び、積極的に海外の人との交流を行います。総合的な学習の時間では学年に応じて韓国や中国、インド、カンボジア、オーストラリアの国々について学んだうえで、相手国の小学校児童とTV会議や手紙交換などを行っています。

こうした交流は年間を通して行います。たとえば4年生はオーストラリアの小学校と交流しますが、相手の小学生と1対1のペアを組み、毎月のようにTV会議で情報交換したりして、すべての子どもが交流を体験します。他学年でも、発達段階に応じて継続的に交流を進めており、今後はハワイやイギリス、スイスなど、さらに交流の輪を広げていきます。

また、夏季休業中にはサマースクールとして、ハワイやイギリスで各国の子とアクティビティを楽しんだり、英語の語学研修を受けたりする機会を設けています。(2週間・希望制)

 
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コミュニケーション力の育成を目的とした英語教育にも力を入れており、総合的な学習の時間と関連づけながら学習を進めます。
まず低学年は毎朝モジュール学習を行います。ネイティブ教員による15分間の学習です。歌や絵本の読み聞かせ、ゲームなどで英語に慣れ親しみます。プリントなども使用します。
また友だちや教員とのコミュニケーション活動を通して、簡単な英語のやりとりを繰り返し体験します。語学学習は毎日が基本。モジュール学習によって毎日必ず英語に触れることができますね。


 

 

中学年は英語の授業が週3時間。教科書は文部科学省が作成した「Hi,friends!」を使用し、英会話をはじめ、簡単な英語の読み書きを少しずつ学びます。公立小学校では英語学習が高学年から始まるので、「Hi,friends!」は高学年向けですが、本校では3年生から使用します。プリントや動画なども用いて進めていきます。
TV会議システムを活用した、アメリカやオーストラリアの小学校の子どもたちとの交流では、学んだ英語を生かして会話の基礎も体験します。


高学年の英語は週4時間。英文を読んだり書いたりする学習に入ります。公立では中学1年生が使う教科書を、本校では5年生で使用し、6年生は中学2年生用の教科書で学びます。中等部では高校英語の範囲に入っていきます。
6年生はオーストラリアへの海外研修旅行も実施します。これまでの学びを海外で実際に活用する貴重な機会となります。ホームステイも経験し、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。

英検指導も行っており、初等部卒業までに4級を取得することが目標です。総合的な学習の時間での国際理解活動も、英語上達にプラスになります。本校の6年生は80%以上が4級合格、30%以上が3級に合格しています。

これらの教育は受験に向けた指導ではありません。教員が持てる力を発揮し、実践的な英語力を伸ばしたいと考えています。聞きとりの力も伸び、オーストラリア研修では現地の人との英会話に生かすことができました。
英検の取得状況とあわせて、本校の英語教育、国際理解教育の成果と受け止めています。

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各教室とも電子黒板や教科提示装置(書画カメラ)を設置し、「わかる授業」づくりや子どもたちの情報活用能力の育成に生かしています。また、iPadやノートパソコンも活用し、学びを深め広げていきます。

 

学校としてe-ポートフォリオの作成にも取り組んでいます。これまでのミューズ学習や各教科等の成果や、図工作品や英語発表会の記録などを教員がまとめ電子情報化したもので、これを蓄積し学習指導に役立てていきます。また、保護者に子どもの活動や成長を伝えるシステムづくりにも取り組んでいます。

 

最後に、本校は保護者との連携に力を入れ、毎年の授業計画書(シラバス)を各家庭に配布するなど情報公開にも努めています。初等部から高等部まで、教員・保護者による学校評価も実施しています。その結果は初等部HPに公表しています。
これからも保護者とともに教育を向上させ、21世紀の社会に貢献する人を育てて世界にはばたく「関大っ子」を育てていきたいと考えています。

 

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